DeNAのファーム施設を超大物メジャーリーガーが電撃訪問 イチロー氏のまな弟子フリオ・ロドリゲス
米大リーグ、マリナーズで、2022年ア・リーグ新人王のフリオ・ロドリゲス外野手(23)が17日、神奈川・横須賀市にあるDeNAの球団施設「DOCK」を電撃訪問し、度会隆輝外野手(22)ら選手と交流した。ベイスターズナインは観光で来日しているメジャー屈指の英雄に興味津々。積極的にコミュニケーションを取り、貴重な機会を生かした。 【写真をもっとみる】取材に応じるフリオ・ロドリゲス「イチローさんは先生」 現役バリバリのメジャーリーガーが突如、目の前に姿を現した。DeNAナインは目を丸くし、興奮を隠せない。度会が「ものすごいプレーヤー」と声を弾ませれば、22歳の森敬は「スーパースターに会えてよかった」と大喜びだった。 親日家として知られるロドリゲスは観光で来日しており、トレーナーのつてで最新鋭の設備が整うDOCKに足を運んだ。ドミニカ共和国代表に名を連ねた2021年の東京五輪では横浜スタジアムでプレーしており「そういう縁もある。いろいろ見せてもらいたいと思っていた。施設がすばらしい」と実感を込めた。 23歳の英雄はメジャーデビューを果たした22年に新人王に輝き、その年にマリナーズと最大17年4億7000万ドル(約718億円)の超大型契約を結んだ。昨季は32本塁打、37盗塁で「30-30」を達成。マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏も一目置く存在で、練習でキャッチボールを行うなど〝師弟関係〟にある。 打撃練習の合間に対話を重ねた度会は「参考になることをたくさん聞けた。インスタグラムを交換できた」と笑みを浮かべ、森敬は「来年に向けてどんな準備をしているのかを聞けた」と満足げ。三浦監督も「スーパーメジャーリーガー。いろんな質問をすることも聞くことも大事」と、積極的にコミュニケーションを取った。 「皆さんとの話の中から得たものは多い。本当に来られてよかった」とロドリゲス。双方にとって貴重な機会となった。(鈴木智紘) ★「NARUTO」好きな親日家 ロドリゲスは人気アニメ「NARUTO―ナルト―」好きとして知られる。13日には、同作を手掛ける東京・三鷹市のアニメ制作会社「ぴえろ」を訪問。さらに、東京・文京区の野球殿堂博物館にも足を運んでいた。「日本の野球は非常に基礎に忠実。イチローさんは先生だと思っている。対戦したこともある大谷選手についても能力の高さを感じている。日本にはすごい方たちがたくさんいる」と印象を語った。