Dropbox、従業員の約20%(528人)を削減
米Dropboxは10月30日(現地時間)、従業員の約20%に当たる528人を削減すると発表した。 ドリュー・ヒューストンCEOは従業員宛の公開書簡で、「われわれは現在、移行期にある。FSS(ファイル同期・共有サービス)事業は成熟し、Dashなどの製品で次の成長段階の構築に取り組んできた」とし、「現在の構造と投資レベルを維持しながら移行期を乗り越えることは持続可能ではない」と説明した。「過剰投資」した分野を削減し、「よりフラットで効率的な」チーム構造を設計するとしている。 Dropboxは最近、AIを活用したスマートな組織化および検索ツールである「Dropbox Dash」を拡張し、データガバナンス制御などのエンタープライズ向けの機能を追加した。 同社の直近の決算は、売上高が前年同期比1.9%増の6億3450万ドルと過去最低の成長率だった。 SEC(米国証券取引委員会)への提出文書によると、このリストラのコストを6300万~6800万ドルと見積もっている。
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