新人記者・栗栖歩乃花のトレセン日記

リフレッシュしたアドマイヤベルと再会

　オークス９着後から放牧に出ていたアドマイヤベル（牝３・加藤征）が９月に美浦トレセンに帰厩しました。今まではトレセンで歩いている姿や競馬場でしか会ったことがなかったのですが、帰厩してから初めて馬房で会いました。最初に取材した時の様子そのままで穏やかで優しい馬。横山武史騎手が「ベルは本当にかわいい」と絶賛するのも納得ですし、私もベルちゃんのことが大好きです。 　２日は秋華賞（１３日＝京都芝内２０００メートル）に向けての１週前追いが行われ、無事に追い切りを終えたベルちゃん。ウッド３頭併せの最後尾を２馬身追走し、直線に入って追い出されると内から３馬身ほど突き抜け、力強い走りを見せつけました（６ハロン８２・６ー１１・０秒）。 　加藤征調教師は「前より（馬体が）大きくなって強い調教をしても大丈夫になった」と話します。春は馬なり中心の調整だったベルちゃんがここまでハードに追われるのは初めて見ましたし、実際にラスト１ハロン１１・０秒は自己ベスト。調教内容についても「１週間前なのでしっかり負荷をかけました。１ハロンずつ（ラップを）１秒ずつ詰めてラストは１１・０秒。ゴールを過ぎてもしっかり負荷をかけたので、これで馬が変わってくるはず」（加藤征師）と実りある追い切りになったようです。 　帰厩してからもコンスタントに稽古メニューをこなし、成長を見せるベルちゃん。毎週頑張っている姿を見せますが、その姿はとても美しいです。本番までの時間は刻一刻と迫ってきていますが、残りの時間でどれだけの成長を見せてくれるのか、楽しみです。レース当日までしっかり追いかけたいと思います！