【ナゼ?】 入手困難で価格高騰の“バーキン” 「販売方法が問題」 抱き合わせ販売・お得意様優先で仏・エルメスを独占禁止法違反で提訴!店舗による対応の違いが怒りを呼んだか…エルメスの主張は?裁判の行方は?
今年3月、バーキンを巡ってアメリカのカリフォルニア州で消費者がフランスのエルメスを訴えたと大手メディアが続々と報じました。いったい何が起こっているのでしょうか?
世界中の女性の憧れともいわれるエルメスのバッグ「バーキン」は、イギリス人俳優ジェーン・バーキン氏が、当時のエルメスの会長ジャン・ルイ・デュマ氏と飛行機の中で偶然隣の席に乗り合わせたときに「母親になった自分のニーズを満たすバッグがない」と言ったことから、デュマ会長が哺乳瓶の入るスペースを確保した収納力がある長方形のバッグのデザインをスケッチしたのがキッカケで誕生したといわれています。
ブランド品などを買い取り・販売をする「いーふらん」によると、2023年に発売された「バーキン25」は正規店での価格が140~150万円だったのですが、現在(中古相場)は400万円で取引されているということです。「いーふらん」の舩久保龍一部長は、「ひとつひとつ手作りだと伺っていて大量生産が難しい。世界中の幅広い世代から人気で新品での購入するのは難しい」とその価格高騰の理由を話しています。
そのバーキンをめぐって衝撃報道が走りました。今年3月、米・カリフォルニア州でアメリカの消費者がフランスのエルメスを提訴したと「CNN」「ロイター」「Bloomberg」などの大手メディアが続々と報じました。原告の主張は、「バーキンの販売方法は問題だ!」ということで、その問題点を「バーキンは常に完売しているので、購入するためにスカーフや靴などほかの商品の購入を求められた」さらに「よく購入する客のみにバーキンを販売するよう店員は指示されている」ほかにも「選ばれた客だけが個室でバーキンを見ることができる」としています。
原告の弁護士は「市場力を悪用した“抱き合わせ販売”や他商品の購入を条件に商品を販売することなどを禁じる反トラスト法(独占禁止法)に違反している」と主張しています。
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