ダム敷地にイグアナ、ペット捨てた? 滋賀・東近江
滋賀県東近江市平柳町の宇曽川ダム敷地内で6日午後、草刈りをしていた男性から「イグアナのような生き物がいる」と県警東近江署に通報があった。署員が駆け付けると、現場にはイグアナがおり、大事をとって専門のペットショップに依頼。同5時前、捕獲した。 捕獲した熱帯魚・爬虫類(はちゅうるい)ショップ「アクアフィッシュ」(同県日野町)経営、丸橋日向(ひゅうが)さん(26)によると、イグアナは体長約90センチだが、尻尾が切れており、実際は1メートル以上あったとみられるという。北米、南米、西インド諸島などに分布し、日本には生息しないため、同署ではペットのイグアナが捨てられたとみており、拾得物として保護されている。 丸橋さんは「イグアナはおとなしく、飼いやすい。よほどの理由がないと捨てたりしないだろう」とし、「イグアナは寒い滋賀では冬を越せず、殺すことになる。飼えなくなったペットの引き取りなど相談にものっているので、捨てるのはやめてほしい」と話していた。