松山英樹の歴史的スコア“-35”に脱帽 コリン・モリカワ「やばすぎるよ」
<ザ・セントリー 最終日◇5日◇プランテーションコースatカパルア(米ハワイ州)◇7596ヤード・パー73> 【動画】勝利を引き寄せた!松山英樹のショットインイーグル 「やばすぎるよ」。松山英樹の猛攻撃に、世界ランキング4位の名手も笑うしかなかった。3打差で2位になったグッドルーザー、コリン・モリカワ(米国)は松山に最敬礼した。 第3ラウンドでは、松山と激しいバトルを展開。ともに「62」を叩き出し、松山がトータル27アンダーで単独首位。モリカワは1打差の2位につけた。「きのう、ヒデキは僕とショットごとに張り合っていた。僕もかなりいいプレーをしていた。11アンダーを出せば、どのコースでも満足できるよね? でも、きょうはヒデキが一切ペースを緩めなかったんだ」と振り返る。 松山は最終日に1イーグル・7バーディ・1ボギーの「65」をマークし、米ツアー新記録となるトータル35アンダーに到達。モリカワも粘りを見せたが、トータル32アンダーで2位に終わった。「35アンダーはやばすぎるよ(笑)。勝つためにはすべてを完璧にしなければならなかった。このようなコースで勝つには、72ホール全てで最高のパフォーマンスを発揮しなければならない。僕は65ホール分しか持たなかったね」と松山を称賛した。 昨シーズンは未勝利に終わり悔しい一年だったが、モリカワは光明を見出している。「『全てを出し切る』という心構えはできていた。これは簡単なことじゃないんだ。最初から全力でゴルフに向き合ったんだ。それをどの大会でも続けるつもりだよ」とメンタル面の向上を実感している。 モリカワの家族は日本からハワイ州マウイ島に移住しており、父方の祖父母もこの地で生まれ育った。ハワイはモリカワにとって特別な場所だ。「ここに来ると、より良いプレーをしたいという気持ちが強くなる」と、語り、力強くうなずいた。 「来年もここに戻ってきて、36アンダーを目指したい。それでも足りないかも…。いや、40アンダーだ(笑)」。モリカワが放ったこの言葉が、来年のハワイで現実になるかもしれない。