60平米に6人暮らし、食器を「一軍だけ」に厳選。収納も片づけもラクになった
家族の人数や生活スタイルに合った「適正量の食器」を持ち、すっきり暮らすアイデアを紹介します。夫婦共働きで4人の子育て中、ラクして暮らしが整うコツについての著作もある人気ブロガー・ベリーさんのケースです。食器選びや、収納の工夫について語ります。 【写真】コップは子どもも取り出しやすい場所に収納
食器は「収納スペースに入る分だけ」を徹底
暦の上では秋になり、連日猛暑日だった頃に比べて過ごしやすい気温の日が少しずつ増えてきました。暑すぎず寒すぎない秋は、片づけにとても適した季節だと思っています。 使うものと使わないものを分け、使わないものは手放して、使うものを取り出しやすく、しまいやすく収納する。その点で、食器は片づけやすいのでおすすめです。そこで今回は、共働きで4児を子育て中、6人家族のわが家の食器事情についてご紹介します。 わが家の食器は、必要最小限です。6人分のほとんどをキッチンの引き出し4段に収納しています。いちばん上はカトラリー系。2段目は飯椀や汁椀、取り皿として使う平皿や豆皿を収納。 3段目にはグラスやマグカップ、そば猪口を入れています。3段目にしているのは、のどが渇いてコップを出したいとき、保育園児の末っ子も自分で安全に取り出せる高さだと考えているからです。 そして4段目には大きく重たい食器類。パスタやカレー用の大き目の平皿、グラタン皿や深めのスープ皿など重たい食器はこの引き出しです。 もともと私は食器好きで、たくさんあるほうが楽しいと思うのですが、わが家は6人家族で60平米の2LDKに住んでいることもあり、気軽に増やすことはできません。ストレスなく管理できるよう、食器はこの4段の引き出しに入る分しか持たないようにしています。 買ってきてから収納場所を考えるのではなく、先に収納スペースを「ここに入る分だけ」と決めておいて、収納できる分だけ食器を持つ、という感じです。
さまざまな使い方ができる食器を選んで省スペース化
持てる食器の数は限られているので、はなるべく「多用途に使えるもの」を選ぶようにしています。 たとえばそば猪口であれば、そばやそうめんのつけつゆだけではなく、デザートのヨーグルトや果物にも使います。大き目のシンプルな平皿は、パスタや夕飯のメイン料理の盛りつけに。ひとつで複数パターン使えるものを選ぶことで、持つ食器の種類を減らすことができて、省スペースにもつながります。 一方で、ただ食器の量を少なくすればいいと思ってはいません。使用頻度の高い食器は都度洗う必要がないように、平皿であれば12枚、グラスであれば8個など、家族の人数以上に持っているものもあります。 必要な数を見極めつつ、「ここに入る分だけ」とまず収納スペースを決めて食器を持つ。わが家の場合は6人家族であっても引き出し4つ分と決めて収納することで、どの食器も“1軍”となり、すっきり片づけることができています。
ベリー