「あんたの保険料、誰が払ってると思ってんの!」社会保険に無知な「専業主婦」が「年金もらって当然!」と開き直るヤバさとは
年金制度改革の一環として、さまざまな場で繰り返し議論されてきた「第3号被保険者制度」の廃止論。先ごろ、厚労省がこの「3号廃止論」見送りを決めたことにより、専業主婦や一部のパート主婦などから安堵の声が聞かれている。 この記事の他の画像を見る 危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏は、今回のこの決定についてこう指摘する。 「会社員や公務員の夫を支えながら日々家事・育児に励む専業主婦、あるいは一部のパート主婦の方には敬意を表します。 会社員や公務員に扶養される配偶者などが年金保険料を払わなくても基礎年金を受給できる3号制度は、専業主婦という立場を尊重するためには廃止すべきではないかもしれません。 しかし、共働きしつつ「主婦・主夫」業に励む人や1人親家庭の方などは、仮に専業主婦と同等に家事労働を頑張っていたとしても、社会保険料を支払う義務があります。そう考えると、不公平な制度という見方が出てくるのもわかりますよね」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ いわゆる「3号廃止」見送りを受け、働く世代に対して急遽「意見」をリサーチしたところ、「専業主婦のママ友が、自分が保険料を支払っていないことすら知らなくてハラワタが煮えくり返っている」という自営業の女性から話を聞く機会を得た。 「私のイヤミにも気づかず、『みいちゃんは凄いよ。頑張ってるよ』とか適当な気休めを返してくるママ友になんかムカついて(苦笑)……最近LINEも既読スルーしまくってます」 こう立腹するのは、個人事業主の木瀬美乃梨さん(仮名)。3年前に元夫と離婚し、現在中学1年と2年の姉妹を育てる45歳のシングルマザーである。 「私は離婚前から自分で社会保険料も所得税も市県民税も支払っていたので、離婚してもその辺りは変わらないんです。でも、離婚したあと仕事を増やさなくちゃと思って、頑張って受注を増やしたら、税金がとんでもないことになりました」 美乃梨さんは離婚した元夫と1名のスタッフとともに3人でWeb制作を行っていた。会社組織ではなく、個人事業主の元夫に雇われる形で協働していたのだという。 「一緒にホームページ制作してた女性と元夫が不倫関係になり、いつのまにかその女の部屋に通ってました。それですったもんだあって離婚し、今は1人で仕事をしています」 この業界に入って15年以上経ちますが、最初のうちは元夫が会社員だったので、小遣い稼ぎのような感覚だったんです。Web制作の補助業務で年収100万なんて夢のまた夢。はじめは所得税なんて全く出ませんでした」 元夫が脱サラしたことを受け、さまざまなスキルを足してゆくことで、徐々にチームの「戦力」となっていった美乃梨さん。年収は200万円程度になり、節税対策もするにはしたが、所得税も出るようになった。 「その後離婚して、さらに収入を上げる必要が出てきました。ほんと、必死でしたね」 離婚の前後のつらい時期に、よく愚痴を聞いてくれたのが、美乃梨さんの次女の同級生の母であるAさんだった。Aは美乃梨さんよりも6歳年上だという。
【関連記事】
- 【後編はこちら】「社会保険」無知ママに「母子手当もらってるんでしょ?」と言われ、ブチ切れる「シングルマザー」の境地とは
- 「お義姉さんもまだデキますよ」17歳上の義弟の発言がキモすぎる。子供5人義妹家族の「 地獄の帰省 」に長男嫁が疑う「 多産DV 」の影
- 「ツルツルなの?」レス妻のVIO脱毛に興奮を隠せない夫。介護脱毛なのに「密着度がエグい」と狂喜乱舞。でも「 なんでそんなこと知ってるの?」
- 「 45歳の母はエゴ…」一生忘れない義母からの言葉。「 閉経 」間際の高齢出産で感じた理想と現実。「ほらね、咄嗟のときに助けられない」
- 「嫁カーストに耐えられない」4人産んだ次男嫁ばかり可愛がる姑!47歳子なしの長男嫁は義実家に居場所なし