JALにサイバー攻撃 一部便に遅れや欠航 「DDoS攻撃」受けシステムに不具合 現在は復旧
帰省や旅行などで人の移動が多くなるこの時期に、大きな影響です。 日本航空のネットワークがけさからサイバー攻撃を受けてシステム障害がおき、伊丹空港と関西空港でも一部の便に遅れや欠航が出ました。 ■【動画で見る】JALサイバー攻撃 帰省や旅行に大きな影響
■JALのシステムに不具合 1便欠航・20便に遅れ発生
【記者リポート】「こちら電光掲示板を見ると羽田行きの便はシステム傷害のため1時間遅れと表示されています」 26日伊丹空港では、日本航空のカウンターに、長い列ができていました。 【アナウンス】「日本航空よりご案内いたします。ただいま、皆さまの登場手続きを行うシステムに不具合が発生し、復旧に時間がかかっております」 日本航空によると、26日午前7時24分からネットワークにサイバー攻撃を受けてシステムに不具合が発生。 午前9時前に、障害の原因となっているルーターを一時的に遮断したということです。この影響で、午前から午後にかけて日本航空の伊丹と羽田を結ぶ便などであわせて20便に遅れが出たほか、1便が欠航しました。
■「早くここから出たい」と飛行機に乗る予定だった客
【東京に行く家族】Qシステム障害を知ったのは?「(空港に)到着してからですね。 1時間ほど(離陸が)遅れるというのでANAに振り替えてもらいます」 【東京へ帰る人】「きのうコンサートに(大阪に)入って泊まって今から帰るところ」「(便は)未定って出てるので何時に帰れるか分からない」Qどうやって復旧待つ?「喋るしかない(笑)」 【北海道へ帰る家族】Q交通手段の変更は?「今のぞみが指定席ばっかりなのでちょっと(陸路は)厳しいかなと」 【子ども】「早くここから出たい」
■システム障害は午後2時すぎに解消
さらに、日本航空のスマートフォンアプリも一時利用が出来なくなりましたが…。その後システム障害は午後1時20分に解消しました。 日本航空などによるとこの不具合は、複数のコンピューターから大量のデータが送られる「DDoS(ディードス)攻撃」を受けたことにより発生したもので、顧客データの流出やウイルス被害は生じていないということです。 また、一時停止していた26日出発分の国内線・国際線のチケットも販売が再開されましたが、国内線の当日空港で空席を待つサービスは停止しているということです。
関西テレビ