【京都大賞典見どころ】惜敗続きに終止符を打つサトノグランツ
3歳時の序盤は無理をしないローテーションで、クラシックは皐月賞をパスして日本ダービーから出走。その後、めきめきと成長を遂げているサトノグランツ。放牧明けだが8月末から丹念な乗り込み、攻め量も十分。GI初勝利を目指すべく前哨戦を制する。主な有力馬は次の通り。 【写真】サトノグランツこれまでの軌跡 ■10/6(日) 京都大賞典(3歳上・GII・京都芝2400m) 海外遠征帰りだった目黒記念は58.5kgという重い斤量を背負いながら見せ場十分だったサトノグランツ(牡4、栗東・友道康夫厩舎)。日本ダービーと菊花賞こそ惨敗もその他の重賞では安定感抜群。特に昨秋の神戸新聞杯はレコード勝ちと、この開幕週の馬場に打ってつけの結果がある。2走前のカタールの重賞で3着だったが、勝ち馬は次走、ドバイシーマクラシックで優勝したように、この馬自身もGIを奪取できるポテンシャルの持ち主。休み明けでの鉄砲実績もあり狙い目十分だ。鞍上は川田将雅騎手。 ここは次走への叩き台という考えもあるが、前走で宝塚記念を勝ってGIウイナーの仲間入りを果たしたブローザホーン(牡5、栗東・吉岡辰弥厩舎)の地力は一枚も二枚も上。開幕週の馬場で時計が速くなると不安もあるが、京都コースは安定した成績を治めており、地力で捻じ伏せてもおかしくはない。鞍上は菅原明良騎手。 その他、鋭い脚で終い突き抜けた夏の上がり馬ドクタードリトル(牡4、栗東・今野貞一厩舎)、京都で重賞を2勝マークしているプラダリア(牡5、栗東・池添学厩舎)、GI初挑戦でいきなり4着と存在感を示したスマートファントム(牡4、栗東・石橋守厩舎)、重賞で大崩れなく走っているシュヴァリエローズ(牡6、栗東・清水久詞厩舎)、まだまだ衰え知らずのディープボンド(牡7、栗東・大久保龍志厩舎)らが秋の大舞台へ向けて好発進を狙う。発走は15時35分。