落語で伝える…その心は「楽しみながら心に届け」 落語を通じ交通安全や特殊詐欺防止を呼びかけ 元警察官“落語家”の奮闘【アスヨク!】
さいたま市立日進公民館で大勢のお客さんの前で落語を披露しているのは…。 加藤堯(かとう・たかし)さん(78)。 加藤堯さん: それがどうしたんだよ?それがどうしたって、びっくりすんなよ、ヘルメットも被らず自転車乗ってさ交差点で車とどかーんとぶつかって…。 加藤さんが披露しているのは交通安全や防犯をテーマにした“時事落語”。高座名は「津軽家笑介(つがるや・しょうすけ)」。 そんな加藤さんは、実は元埼玉県警の警察官なのだ。 交通安全や防犯をどうすれば一番伝わるか考える中で、“楽しみながら心に届けば”と落語で伝えることをひらめいたという。 そこで、独学で学び30年以上“落語家警察官”として啓発活動を行ってきた。 「特殊詐欺」の防止を呼びかける落語には、集まった70人以上のシニアの皆さんからも…。 女性「わかりやすくてよかったですよ」 女性「気をつけたいなと思います」 退職した今は、妻の秀子(ひでこ)さんと二人三脚で高座に上がり続けている加藤さん。 落語を通じて、加藤さんが一番伝えたいこととは。 加藤堯さん: 「おい、事故があそこで起きたから気をつけろよ!」その一言が言いたい。みんなが笑ってくれればいい。 落語を通じて交通安全や特殊詐欺防止を呼びかける加藤さんの活動はあすも続く。 (「イット!」6月13日放送より)
イット!