柄本佑インタビュー『光る君へ』道長は、賢子が我が子と気づいていたのか、いないのか。娘には罪悪感、心にはいつも「まひろちゃん」が
◆『光る君へ』に出演して ━━『光る君へ』に出演して得たものはなんですか。 これまで出演させていただいた短期間のドラマだと、1日の撮影で完璧に完成させなくてはならないと思っていました。 ところが大河ドラマでは、準備期間を入れると約2年がかりでひとつの作品をつくりあげるので、完成に向けた道筋は1つではないことを学びました。 誰かの助けをかり、変化もあるという状態です。道筋が1つでないことは、ドラマの可能性が広がり、豊かなものになるという経験をしました。短い期間のドラマでも、僕自身が道筋は1つではないという考えで取り組み、可能性をさぐってやってみたい。 大河ドラマに出演させていただいたことの意味が本当に分かるのは、僕が人生を重ねた10年後くらいになると思います。それだけ、『光る君へ』は僕にとって大きな存在なのです。 (構成=しろぼしマーサ)
柄本佑
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