ストレスで散財続き…それって「Doom spending」かも。出費を抑える5つの方法 #TrendBuzz
なぜDoom spendingに走ってしまう?
Young(ish) Moneyの創設者であり、「Own It!」の著者であるIona Bain氏は英Vogueの記事において、Doom spendingが起きる背景を以下のように説明しています。 私たちが何か購入すると、脳からドーパミンやエンドルフィンのような気分を良くするホルモンが放出される。 買い物は自分を慰めるための簡単で労力のかからない方法である。 新しく何かを購入することは、私たちの気分を高揚させ、問題が解決されると信じられてきた。 拍車をかけるのが、スマホやSNSの発達です。 クレジットカードを紐づけさえすれば、アプリをタップしたり、PCでワンクリックするだけで商品を購入することができますよね。 アメリカでは若い世代を中心に、Doom spendingによって支払いが滞り、クレジットスコアが損なわれている人々が増えてきていることが問題ともなっているようです。
対処法はない? Doom spendingを抑える5つの方法
Vogueの同記事では、Bain氏やファッション心理学者のDion Terrelonge氏らが、Doom spendingを抑える方法を5つ紹介しています。 【Doom spendingを抑える5つの方法】 支出日記をつける スマホから距離を置く 「おとり」の活動をつくる 少しずつ貯金する 利他的な行動に従事する 1. 支出日記をつけるDoom spendingを断ち切るためには、習慣を見直して記録することが大切です。 買い物をするきっかけとなった出来事や、購入する前に感じた気持ちを思い出してみましょう。実際に購入した後どんなことが起こりましたか。どんな気分になりましたか。 あなたの反応を記録することで、自分の行動パターンに気づけるかもしれません。 2. スマホから距離を置くSNSでは常に最新の情報に晒されるため、スマホとの付き合い方を再考したほうがいいかもしれません。 あなたを消耗させ、支出に向かわせるアプリやインフルエンサー、アクティビティがないか振り返ってみてください。 理想は、それらのアプリを削除すること。難しければ、代わりにあなたにインスピレーションが与えてくれたり、視野が広がるようなコンテンツを探してみましょう。 3. 「おとり」の活動をつくる落ち込んでいる時やストレスを感じた時にお金を使いたくなる人は多いのではないでしょうか。物を買うことで満たされた時間を、ほかの活動で置き換えられないか考えてみましょう。 たとえば、散歩やランニング、ヨガのような運動や、入浴、友達に電話をする、日記を書くことなど。なるべくお金を使わずにできることを探してみましょう。 4. 少しずつ貯金する20代のうちに、なるべく早く貯蓄をはじめましょう。ほんの少しの節約で生まれる小さな金額でも、10年も積み重ねていけば大きな金額になるはずです。 将来への蓄えはいざという時にあなたを助けてくれるでしょう。 5. 利他的な活動に従事するDoom spendingの代わりに、コミュニティへの投資を試みてください。 必ずしもお金を使うことだけとは限りません。他者に利益をもたらすだけでなく、誰かを助けることであなたも幸せな気持ちを感じることができるでしょう。 世界の大きな問題に対して無力感に苛まれても、小さな変化を起こすことができるはずです。 今回のニュースは若年層の傾向として取り上げられていましたが、Doom spendingは誰もが陥る可能性はあります。 最近大きな出費が続いていたと思い当たる節があるようなら、一度立ち止まって自分を振り返ってみましょう。 Trend Buzz🔥をチェック>> Source: Bloomberg, Credit Karma, Vogue
重田信