33歳で経験するキャリア最高のシーズン バルサで若きクバルシをサポートするI・マルティネスの存在感「キャリアでも最高の時間の1つ」
開幕からフリックの信頼を掴んだ
今季よりハンジ・フリックが指揮するバルセロナでは若手の活躍が目立つが、最終ラインからチームを支えるベテランのことも忘れてはならない。 充実のシーズンを過ごすのは、33歳のDFイニゴ・マルティネスだ。 昨夏にアスレティック・ビルバオを離れ、バルセロナ入りしたマルティネス。昨季も主力ではあったが、ハムストリングを痛めて離脱している期間もあり、シーズン全体で1627分のプレイに留まった。しかし今季は開幕からフリックの信頼を掴み、すでに876分間プレイしている。欠場したのはリーグ戦1試合のみだ。 チームも好調で、マルティネスはキャリアの中で最も充実した時間だと手応えを口にしている。 「僕のキャリアでも最高の時間の1つと言えるね。プレイするチャンスがあり、それこそ全ての選手が望んでいるものだ。昨季は簡単なシーズンではなかったけど、今季は本当に楽しんでいるよ。監督は最初から僕を信頼してくれていて、今はこのレベルを維持しようと努めている。監督とチームメイトが信頼してくれれば、全てが上手くいくものさ。監督は当初からチームに上手く溶け込んでいて、選手たちも監督を尊敬している。素晴らしい監督だよ」(スペイン『MARCA』より)。 センターバックの相棒には17歳と若いパウ・クバルシが入っており、マルティネスはクバルシをサポートする役割もある。クバルシにとっても頼れる先輩のはずで、理想的な若手とベテランのセンターバックコンビと言えるのではないか。
構成/ザ・ワールド編集部