ベッツに妨害行為の男性ファン2人が“出禁” WS第5戦は観戦できず ヤンキースが声明発表
◆米大リーグ ワールドシリーズ第5戦 ヤンキース―ドジャース(30日、米ニューヨーク州ニューヨーク=ヤンキースタジアム) 【写真】不届き者めが!ベッツ好捕のボールをグラブから強奪シーン…ベッツがコメント ヤンキースが30日(日本時間31日)、1勝3敗とスイープ(全敗)を阻止して迎える第5戦に先立ち、前日29日(同30日)の第4戦で、ドジャースのM・ベッツ内野手(32)に妨害行為を加えた2人の男性ファンに対し、第5戦の観戦を禁止したことを発表した。 主な表明の内容は「昨晩の退場処分を受けた2人のファンの行為は許されないもの。球場の安全と治安はヤンキースタジアムで開催されるいかなるイベントでも維持されねばならず、妥協は許されない。今夜はヤンキースタジアムで開催される今季最後の試合で、ファンの情熱ある応援を期待している。ファンの熱狂で知られるヤンキースタジアムだが、故意の接触によるリスクを選手が負うという一線を越えてはならない。ヤンキースと大リーグ機構は前夜の行為にき然とした非寛容な方針を維持し、このファンは今日の試合を球場観戦することは許されない」というもの。 蛮行は第4戦の初回の守備で起きた。ベッツが右翼フェンス際へのファウルボールを捕球しようとした際、最前列のファンがベッツのグラブから無理矢理ボールを略奪しようとし、隣のファンもベッツの腕を抑えるなど妨害行為を行った。地元メディアによると、2人のファンは年間シーズンパスの保持者と伝えられており、警備員によって退場処分となっていた。
報知新聞社