なぜ呼ばれない? 日本代表に招集されなかった欧州組(3)まだ力不足? 元日アピール失敗、26歳のテクニシャン
サッカー日本代表はFIFAワールドカップ26アジア2次予選兼AFCアジアカップサウジアラビア2027予選で北朝鮮代表と対戦する。久保建英らが順当に名を連ねた一方で、戦力になりそうでありながら呼ばれなかった選手もいる。今回は、確かな実力を持ちながらも日本代表に呼ばれなかった選手を紹介する。※成績は16日時点の『transfermarkt』を参照。
MF:伊藤涼太郎(いとう・りょうたろう) 生年月日:1998年2月6日 所属クラブ:シント=トロイデン(ベルギー) 23/24リーグ戦成績:26試合4得点1アシスト 日本代表通算成績:1試合0得点0アシスト 伊藤涼太郎は、1月1日のタイ代表戦で日本代表デビューを飾ったが、今回はメンバーに呼ばれなかった。 伊藤は昨年夏にアルビレックス新潟からベルギーのシント=トロイデンに加入し、すぐにレギュラーに定着した。先月25日に行われたウェステルロー戦で技ありのループシュートを決めるなど、今季リーグ戦で4得点を挙げており、ヨーロッパで評価を高めているところだ。 ただ、1月のタイ代表戦は大きなインパクトを残せず、試合後に本人も「チームに帰って鍛え直さないといけない」と反省を口にしており、AFCアジアカップカタール2023のメンバーからも落選していた。 伊藤は、華麗なドリブルやテクニックが日本屈指のレベルにあることは明らかだが、体の線が細く、球際の勝負にはやや不安がある。それはタイ代表戦からでもみてとれる課題で、豊富なタレントがそろう中盤ではまだ厳しいと判断されたのかもしれない。
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