【高校サッカー秋田全力応援】地域の絆を胸に、夏とは違う全国に「西目」を応援したい5つのこと
秋田県で最も面積が大きい沿岸南部のまち、由利本荘市。12月28日に開幕する第103回全国高校サッカー選手権大会に秋田代表として出場する西目は、その由利本荘市の海沿いに校舎を構えます。 12月29日の全国大会1回戦では日章学園(宮崎)とフクダ電子アリーナで対戦しますが、その秋田代表西目を応援したい5つのポイントを紹介します。
1.大会史に残る50mゴール
今年度、学校創立82年を迎えた西目。1988年までは「西目農業」の校名で全国高校サッカー選手権大会に出場していました。 その西目農業時代の、FW小松晃さん(現・明徳義塾高監督)が決めた第59回大会の“50mロングシュート”は大会史に刻まれる伝説のゴールです。12大会ぶりに帰ってきた選手権の舞台で、西目としての新たなインパクトを残せるか。当時から変わらない黄色のユニホームの選手たちがピッチに立ちます。
2.目指すは28大会ぶりの白星
男子の全校生徒131人のうち半数近くの59人がサッカー部員と、1949年創部のサッカー部は学校を代表する部活動です。 チームを率いる就任6年目の安田洋介監督も同校のOBで、高校3年時には右サイドバックとして第75回全国高校サッカー選手権大会に出場しベスト16まで勝ち進みました。 西目はそれ以降5回にわたって選手権全国大会に進出しましたが、すべて初戦敗退。OBである安田監督と共にまず目指すのは、28大会ぶりの白星です。
3.伝統校対決の県大会決勝
10月に行われた全国高校サッカー選手権秋田県大会決勝。相手は全国最多出場46回を誇る伝統校・秋田商でした。秋田県の高校サッカーをけん引してきた黄色と赤の決勝。 安田監督は「秋田商の圧に耐え、ひっくり返す」ことを狙っていたと話します。 前半10分、自陣でボールを奪った西目はダイレクトに前線へつなぐと、最後は冷静に嵯峨聖央選手(3年)がゴールネットを揺らし先制。前半終了間際の39分にも嵯峨選手が追加点をあげると、その後は秋田商の反撃を抑え2対0で勝利し、12大会ぶりの全国大会出場を決めました。