「ロスタイムあたりから止まらなくなってしまった」神戸・武藤嘉紀 J1初制覇直前に見せた涙のワケ
◇サッカーJ1 第33節 ヴィッセル神戸2-1名古屋グランパス(25日、ノエビアスタジアム神戸) 【画像】神戸が“J1初優勝”ホームで勝利飾る 11クラブ目の王者が誕生 大迫勇也「最高です!」 クラブ創設以来初となるJ1初優勝を果たしたヴィッセル神戸。追加点となるゴールを決めたFW武藤嘉紀選手が、試合後に優勝の喜びや心境を語りました。 試合は前半12分、井出遥也選手が先制ゴールを決めると、直後の前半14分、大迫勇也選手からのパスを受け、武藤選手が追加点となるゴールを獲得。 このゴールについて武藤選手は「勝てば優勝という状況になって、何が何でも自分のゴールで優勝を決めたいという気持ちがあった。この身を優勝のために捧げられるなら全て出そうという気持ちで臨みました」と試合前の心境を交えながらコメントしました。 さらに、試合終了間際には涙を流す様子を見せた武藤選手は「何が理由で涙が出るのかわからなかったんですけど、ロスタイムに入ったあたりから止まらなくなってしまって」とピッチ内での様子を振り返りました。 「まだ試合終わっていないのに絶対集中を切らせたらいけないっていう気持ちではいたけど、なぜか止まらず、横を見たら山口蛍選手も目を真っ赤にしてたので、みんな同じ気持ちなのかなと。この一瞬のために全てを捧げてきた自負もあるし、そういったものがこみ上げてきた」と、涙を見せた理由を明かしました。
チームはこの日が本拠地での最終戦。この日タイトルを獲得できたことについて「本当にこういう状況で優勝できるとは正直思ってもいなかったので、これ以上ない舞台が整って、今日勝てたということは本当に誇らしく思うし、この上ない喜びの中にいます」と笑顔で喜びを語りました。