「マー君ラボ2024」で参加した野球少年にスライダーの握りを見せる田中（撮影・丹羽敏通）

　楽天から自由契約になった田中将大投手（36）が8日、都内で「マー君ラボ2024 supported by　ミズノ」を開催した。今回が3回目で、20人の応募の中から自ら選考した中学3年生の6投手に約3時間の密着指導。ブルペンではスライダーやカーブの投げ方、投球時の意識など細かに助言し、目に見える形で変化する投手も見られた。 　2日に自由契約選手として公示された。来季の去就については「特に言えることはないですかね。とにかく自分のレベルアップのために引き続き、トレーニングを続けていくことが一番大事」と話した。楽天と再契約する可能性については「それがあるならこういうことになってないし、悩んで悩んで、考えて考えて出した答えなんで、そこはないと思います」と話した。 　夏の甲子園で優勝し、楽天では日本一、大リーグのヤンキースでも活躍した。報道陣から「野球とは何か」を問われ、ストレートに表現した。「自分にとって、野球は人生そのものじゃないですか。大げさではなく、小学1年の頃から始めて、いつだって自分の生活の中心には野球があるので、野球が人生そのものだっていうのは過言ではないと思います」。【久保賢吾】