「現場からの要望があった」長谷部誠氏の日本代表コーチ入閣が決定!森保一監督は「選手目線で色々伝えられるのが大きな武器」と期待
29日、日本サッカー協会(JFA)は元日本代表MFであり、現在はフランクフルトのU-21コーチを務める長谷部誠氏(40)が、代表チームのコーチングスタッフ入りをしたと発表した。 JFAは9月に行われる2026年の北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選に向けた、日本代表メンバー27名を発表。FW伊東純也(スタッド・ランス)やMF三笘薫(ブライトン&ホーヴ・アルビオン)がチームに復帰したほか、MF遠藤航(リバプール)やMF久保建英(レアル・ソシエダ)も順当に選出された。 この会見の中で、JFAは長谷部氏がコーチングスタッフとして入閣するサプライズも発表。ナショナルチーム・ダイレクター(NTD)の山本昌邦氏はこの人選について、「(入閣については)現場からの要望がありました。ただ、(長谷部氏は)フランクフルトのコーチですので、そちらと契約の詳細な詰めをする必要があります。現役をやめたあとで、色々な準備をして形が整い、今回の代表期間は来てもらえることになりました」と説明している。 フランクフルトとの関係について山本NTDは「交渉で好意的なコメントをいただいており、長谷部コーチや日本のサポートをしたいとの申し出もあったので、ウィンウィンの関係で実現しました」と良好な関係であると明かしつつ、2026年まで長谷部氏をコーチに据えた状態を続けたいと述べている。 森保一監督も長谷部氏のコーチ入閣について触れ、「長谷部コーチを招集する件について、私自身が協会の皆さんにお願いしたことは先ほどのとおりです。世界を目指して戦う中で、今のスタッフでも確実に前進できると考えていますが、彼の持っている欧州での経験は間違いなく刺激になり、前進するため必要だとみんなで話し合って決めました」とコメント。「長谷部氏自身にも直接会って、お願いをしたり、電話で色々なやり取りをしたりしながら、私自身の招集への思いを伝えさせていただきました」と経緯を明かしている。 また、長谷部氏の役割について「長谷部コーチはこれまでの経験もあり、大きく貢献してくれると思います。まだコーチは始めたばかりで、足りないところがあるかもしれないですが、指導者として学ぶ前だからこそ選手目線で色々伝えられるという大きな武器があると考え、一緒に仕事をさせていただくことになりました」と期待を寄せている。
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