データが語るマー君の復調気配。その裏に「バックフット」あり
それから、こう言葉を足している。 「悪い時期は、(リリースポイントが安定して)投げられるようにやってはいましたけど、それで結果が出たり、出なかったり。結果が出ない中でも、自分の中では感触が良かったりとかもあったし、結果だけにとらわれないで、積み重ねてきたとこ」 毎回、毎回の積み重ねが、ようやく結実しつつある。ちなみに、6月23日以降は、4シームとスライダーのリリースポイントもほぼ同じ。これもまた、自分のやろうとしていることが出来ている、という結果なのかもしれない。 22日のマリナーズ戦に話を戻せば、3回以外はまったく危なげなかった。 その3回に限っては、「噛み合わなかった部分はある」と田中。「ただ、どうしてこうなっているかってわかっている分、納得できる」とも話し、大きな流れで考えれば、もう6月半ばまでのような田中ではないと言えそうだ。 (文責・丹羽政善/米国在住スポーツライター) ※ データは7月21日現在 参照: baseballsavant.mlb.com