double jump.tokyo、Oasys上にL2「SG Verse」構築──セガIPの新作ブロックチェーンゲームに採用
ブロックチェーンを基盤としたゲームを開発する double jump.tokyo(ダブルジャンプ・トウキョウ)は、AltLayer社の技術を活用してOasysのレイヤー2ブロックチェーン「SG Verse」を構築したことを発表した。この独自チェーンは、セガの『三国志大戦』IPを使用した新作ブロックチェーンゲームで採用される。 「SG Verse」の導入により、ゲーム体験に不可欠な高速なトランザクション処理など、ゲーム特有のカスタマイズが可能になるとされている。また、エコシステムトークンとして「SG Coin (SGC)」が発行され、ゲーム内通貨の購入や将来的に実装されるゲーム内コンテンツで利用可能となる。 新作ゲームのタイトルは「魁 三国志大戦 -Battle of Three Kingdoms-」に決定。開発には三国志大戦シリーズの元プロデューサーである西山泰弘氏が参画し、2024年冬のリリースを目指している。 リリースによると、double jump.tokyoはRollup-as-a-Service(RaaS)ソリューションのメインプロバイダーであるAltLayerの日本で唯一の正式取扱パートナーとなっている。 AltLayerの技術を利用することで、企業は独自のブロックチェーン(Verse)を効率的に構築できるという。double jump.tokyoは当技術における日本の窓口となり、国内のWeb3企業をサポートしていく方針を示している。 double jump.tokyoは8月28日、SBIインベストメントやソニーグループ等から約15億円の資金調達を実施したと発表。この資金を活用し、国内大手企業と連携しながらブロックチェーンゲームおよびブロックチェーン基盤の開発・支援を強化していく。 関連記事:ソニー、SBIがdouble jump.tokyoに出資、15億円の調達ラウンドで──ソニーの独自チェーン「Soneium」でゲーム開発 |文:栃山直樹|画像:リリースから
CoinDesk Japan 編集部