存在を消された男の復讐がはじまる!『DEADMAN 消された男』自身の死まで偽装される予告映像&場面写真
ポン・ジュノ監督の出世作『グエムル 漢江(ハンガン)の怪物』(06)の脚本を共同執筆したハ・ジュンウォンが監督を務める『DEADMAN 消された男』が10月18日(金)に公開される。このたび、本作の予告映像と場面写真が解禁となった。 【写真を見る】「名義貸し」の取引犯罪を題材に、死さえも偽装されてしまう男の物語を描く ジュンウォンが初監督作のテーマに選んだのは、会社を運営するために必要な名義だけを貸し出し、実際の経営には参加しない書類上の代表を指す言葉「雇われ社長」の実態。フィッシングから携帯電話のハッキング、中古取引詐欺まで、様々な犯罪を題材にした映画が観客を魅了しているなか、本作は実際の事件に対する膨大な調査をもとに、「名義貸し」の取引犯罪を鋭く描きだす。主演は『お嬢さん』(16)、『毒戦 BELIEVER』(18)など韓国映画には欠かせない存在であるチョ・ジヌン。また、政治コンサルタントで主人公を助けるシム女史に「夫婦の世界」のベテラン女優キム・ヒエ、父親の死の原因となった主人公を追うコン・ヒジュ役をイ・スギョンが熱演する。 今回公開された予告映像は、「2019年4月7日死亡。でも、実は死んでいないと?」という質問を受けるイ・マンジェ(ジヌン)の飄々とした表情から始まるもの。人生の崖っぷちに立たされた彼は、生き延びるために自分の名前を売り、雇われ社長となる。しかし、一夜にして1000億ウォンを横領した濡れ衣を着せられてしまう。そして、存在を消された男「デッドマン」になるまでのスリリングな過程が描かれている。さらに、知略を駆使して政界を牛耳る選挙プランナー、シム先生と、マンジェの行方を追うもう一人の人物、ヒジュも登場。マンジェの名前を巡る追撃戦への期待を煽る映像となっている。 この世から“消された男”はどのような復讐劇を繰り広げていくのだろうか?本作の公開に期待が高まる。 文/鈴木レイヤ