職場で「この人はコミュ力が高い」と評価される人が気を遣う「言葉以外のこと」
2.コミュニケーション能力が高い人は「非言語力」にも気を遣う 相手が意見や発言をしているときに、顔の表情や相槌、時には手や体の動きもコミュニケーションのひとつの道具となります。非言語のコミュニケーションといいます。あなたが話しているとき、こわい顔でずっと見られていたら、どのように思いますか? 話していて安心する雰囲気になりますか? 自分の話を真剣に聴いてくれている、同意したり、時には違う考えだったりと顔の表情も物語るのです。 非言語の行動は、実はコミュニケーションや信頼感において想像以上にとても重要な能力。ぜひ気をつけていただきたいものです。 3.コミュニケーションをたくさん取ることで磨かれる「共感力」 コミュニケーションにおける共感力は、他人の感情や視点を理解し、共感し、適切に対応する能力です。共感力はよりよい人間関係を築き、効果的な優しいコミュニケーションを促進するためにとても役立ちます。相手の立場に立ち、状況や感情を自分の経験に関連付けて考えることで、より共感力が出てきます。また、他人の感情に対する理解を高め、感情がどのようにつくられ影響を受けるかを理解するのです。それらを深めていくことにより、その人の求めていることは何かや、気分の浮き沈みはどのような状況かを理解する力もついてきます。 共感力を高めるには、練習が最も効果的です。コミュニケーションをたくさん取ることにより、共感力が高まり、さらにコミュニケーション力も向上するサイクルになってきます。 4.対人関係の質を向上させる「寛容力」 心理的安全性でのコミュニケーションのオープン化、そのなかでも寛容力は、他人と円滑に意見交換し、協力し合うために非常に重要な要素です。寛容力を高めることで異なる意見、文化、価値観に対してオープンな態度を示すことであり、効果的なコミュニケーションを促進し、対人関係を強化できます。対人関係の質を向上させるのに役立ちます。他人に対する理解と尊重がある関係を全員がもつことで、そこにいるすべての人が安心・安全に協力や協調することになり、対立を減少する助けになるのです。 野口 雄志 グリットコンサルティング合同会社 代表 ※本記事は『最大の成果をあげる心理的安全性マネジメント 信頼関係で創り上げる絶対法則』(ごきげんビジネス出版)の一部を抜粋し、THE GOLD ONLINE編集部が本文を一部改変しております。
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