ラグビー【関東大学リーグ戦】上位5チームに優勝の可能性あり。負ければ選手権出場逃す可能性大。最終節は「生きるか、死ぬか」のサバイバル!
星取表の黒丸と白丸の並びを見るだけで、今季の関東大学リーグ戦1部がどれだけ混戦かが分かるだろう。 11月10日までに6試合を終え、残すは11月24日の最終節のみとなった。 暫定で首位をキープするのは、4勝1敗1分の大東大。勝ち点は27だ。 第6節でその大東大を破った流経大が、同25で2位につける。 前半戦こそ苦しい戦いは多かったが、ここに来て上位に食い込んできた。 3位は同率で2校。流経大と同じく4勝2敗の東洋大と、3勝2敗1分の東海大だ。勝ち点は24。 東洋大は第6節で下位の立正大相手に痛恨の敗戦。リーグ6連覇中の東海大は直近の3試合で勝ち星がない。 そして5位の法大も、流経大、東洋大と同様に4勝2敗をマーク。第6節で東海大を11年ぶりに撃破し、勝ち点は23としている。 首位の大東大との差は、たったの4だ。 この上位5校まで”優勝”の可能性が残されている。一方で、上位3チームが進める選手権出場を逃す可能性もある。 まさに天国と地獄。最終節はサバイバルマッチだ。 それぞれの対戦カードを見てみよう。 唯一、下位勢と対戦するのは3位の東洋大だ。2勝4敗の日大と対戦する。勝てば選手権出場が決まる。 一見優位にも見えるが、昨季はその日大に最終節で敗れ、選手権出場を目の前で逃した。今回も決して簡単にはいかないだろう。 首位の大東大は最終節で5位の法大と対戦する。勝てば2017年以来となる優勝が決まる。 一方の法大も、勝てば大東大よりも上位に立てるため、選手権出場を掴める。 尻上がりに調子を上げる2位の流経大は、逆に不調にあえぐ3位の東海大とぶつかる。 どちらも勝てば選手権出場を決められる。 同日におこなわれる3試合で、先に試合がおこなわれるのは、秩父宮での大東大vs法大だ。 どちらが勝っても、同会場で後におこなわれる東海大vs流経大の両校には気持ちの揺らぎが生じるだろう。法大が勝った場合は、敗れたチームは選手権出場の可能性が確実に消える。 なお、東洋大と日大の試合は、熊谷で2試合目におこなわれる。 3試合とも目が離せない。激闘必至だ。 *同じ勝ち点の場合は①全試合の勝利数、②当該チーム同士の勝敗…の順で順位を決める