韓国でオーバーツーリズム 住民の980倍の観光客殺到…ゴミや騒音も…
看板には、日本語でも「静かにしてください」と書かれていました。3年前から、このような看板を設置し、注意を呼びかけていますが、改善していないといいます。 さらに、取材中、観光客を乗せるためでしょうか、タクシーが路地に入り込んでいました。 こうした状況を受け、地元自治体は韓国初の「特別管理地域」に指定。地域をいくつかのゾーンに分け、訪問客が多い地区は観光客の訪問が午前10時から午後5時までに制限されることになりました。来年3月から本格導入され、違反時には過料の対象になります。 すでに地域の住民たちも広報を始めていました。 地域住民 「住民が観光客により多くの不便を強いられている。あまりにもうるさくて住民は休むことができない。ゴミをむやみに捨てるとか、汚物を捨てるとか、ドアの隙間からのぞいたりとか、かなりプライバシーの侵害を受けているのが現実だ」 こうした状況に観光客は… 日本からの観光客 「日本でも京都がオーバーツーリズムが問題になっていると思いますけど、似たような現象が起きているんだなと。ここに住んでいる方には迷惑になっていると思いますし、気をつけなければと思いました」 地域住民と観光客の共存。アフターコロナの新たな試みが定着するのか注目されます。