容疑者「被害者のカードで現金引き出した」 大学生集団暴行死
北海道千歳市の大学生長谷知哉さん(当時20)が集団で暴行され死亡した事件で、数人の容疑者が、「被害者のキャッシュカードで現金を引き出した」という趣旨の供述をしていることが捜査関係者への取材でわかった。 【写真】ファンの男に刺された傷、今も…音楽活動の被害女性が奪われた未来 暴行後とみられる時間帯に、札幌市内のATM近くの防犯カメラに、川村葉音(はおと)容疑者(20)と16~18歳の少年4人=いずれも傷害致死容疑で逮捕=が現金を引き出そうとする様子が映っていたという。 長谷さんと交際していた八木原亜麻(あま)容疑者(20)=傷害容疑で逮捕、同致死容疑で送検=を含めた6人は25日深夜から26日早朝までの間、江別市の公園で長谷さんを殴ったり蹴ったりするなどしてけがを負わせ、外傷性ショックで死亡させた疑いがある。長谷さんは翌朝、着衣も所持品もない状態で倒れているのが見つかった。(新谷千布美)
朝日新聞社