8日(月)関東・近畿などで40℃迫る 9日(火)も危険な暑さ続く 蒸し暑さアップ
今日8日(月)も、近畿や関東、東海などで40℃に迫る所があり、梅雨明けがまだとは思えない暑さになりました。明日9日(火)も危険な暑さが続く見込みです。その後は次第に梅雨空が戻るため、猛烈な暑さは落ち着いてきますが、さらに蒸し暑くなるでしょう。
近畿・関東・東海で40℃一歩手前 150地点で猛暑日
今日8日(月)は、15時現在、全国150地点で猛暑日となっています。九州南部から関東にかけて、連日にわたり、まるで梅雨明け後のような危険な暑さに見舞われています。 8日(月)の15時までの最高気温は、和歌山県新宮市で39.6℃、東京都府中市で39.2℃、三重県桑名市で38.9℃を観測し、昨日静岡市で記録した40.0℃に迫りました。東京都心も36.0℃まで気温が上がり、今シーズン一番の暑さとなっています。 なお、和歌山県新宮市では統計が始まった1979年以来、東京都府中市では統計が始まった1976年以来、最も高い気温となりました。
明日9日(火)も猛暑日続出 危険な暑さの所も
明日9日(火)は、東京都心、静岡市、名古屋市、福岡市で猛暑日となり、さいたま市は38℃と危険な暑さが続くでしょう。 10日(水)も厳しい暑さが続き、猛暑日となる所がある見込みです。 11日(木)以降は徐々に梅雨空が戻り、猛烈な暑さからは解放されるでしょう。
気温が下がっても熱中症対策は万全に
向こう一週間、猛暑日となる日は次第に少なくなるものの、熱中症情報では「危険」と「厳重警戒」がほとんどを占めています。 猛烈な暑さは収まったとしても、湿度がかなり高くなるため、熱中症リスクの高い状態が続きます。昼夜を問わず、熱中症対策を万全になさってください。
夜間の熱中症対策
夜から朝にかけても、気温があまり下がらないと、室内で熱中症が発生するリスクが高まります。夜間の熱中症を防ぐポイントは、次の2つです。 ①寝る前に水分補給をしましょう。 熱中症予防には、水分補給が重要です。寝ている間にも汗をかくので、体の中の水分が失われてしまいます。寝る前には、コップ1杯程度の水を飲みましょう。睡眠中にトイレに行きたくないからといって、水分を控えるのは危険ですし、トイレに起きた時は、水分補給のタイミングです。起きた時にすぐ飲めるよう、枕元に常温の水を置くのがおススメです。 ②エアコンを上手に使いましょう。 熱中症予防には、暑さを避けることも重要です。寝室は、寝る前からエアコンを使って、涼しくしておきましょう。また、エアコンが数時間後にオフになるようタイマーをかけると、タイマーが切れた時に部屋の中の温度が、とても高くなってしまうこともあります。タイマーをかける場合は、少なくともエアコンを3~4時間は使うよう設定し、できれば朝までつけっぱなしにしましょう。エアコンは、オンとオフを繰り返すと、そのたびに電力を消費するので、つけっぱなしにした方が経済的です。
日本気象協会 関西支社 藤川 徹