息子がスマホ充電器をコンセントに「24時間」差しっぱなし…もしかして「電気代」をムダにしてる?
スマホを接続したまま充電器をコンセントに差しっぱなしにした場合の待機電力
経済産業省 資源エネルギー庁の「平成24年度エネルギー使用合理化促進基盤整備事業(待機時消費電力調査)報告書概要」によると、家庭の消費電力全体における待機時消費電力の割合は5.1%とのことです。 スマホの充電器における消費電力は1日0.83ワットであるため、電気料金単価を31円(キロワットアワー)とした場合、1ヶ月(30日と仮定)におけるスマホの充電器の待機電力は約0.77円です。
スマホの充電器にかかる電気代
次に、スマホを充電する際にかかる電気代を見てみましょう。充電時にかかる電気代は次の計算式で求められます。 ・バッテリー電力量(ワットアワー)÷1000×電気料金単価(31円/キロワットアワー) バッテリー電力量(ワットアワー)は次の計算式で求められます。 ・バッテリー容量(ミリアンペアアワー)×定格電圧(ボルト)÷1000 一般的なスマホの容量は約3000ミリアンペアアワーから3500ミリアンペアアワーが主流といわれていますが、4000ミリアンペアアワーを超える大容量バッテリーを登載したモデルもあるようです。 仮にスマホの充電を1日1回行った場合、バッテリー容量別における1ヶ月の電気代は次の通りです。 ・3000ミリアンペアアワー:約10円 ・3500ミリアンペアアワー:約12円 ・4000ミリアンペアアワー:約14円 ※バッテリーの定格電圧は約3.7ボルトと仮定して算出 スマホの容量に用いるミリアンペアアワーは、100%のフル充電から0%になるまでに放出される電気量のことをいい、この数値が大きいほど充電せずに使える時間が長くなります。 先ほどの待機電力にかかる電気代と合わせると、スマホの充電器を1ヶ月コンセントに差しっぱなしにした場合の電気代は約11円~約14円かかることが分かりました。
スマホの充電器を差しっぱなしにすると電気代は1ヶ月で約10円~14円かかる|充電が終わったら早めにコンセントから抜こう
スマホの充電器をコンセントに差しっぱなしにした場合、充電にかかる電気代とあわせて1ヶ月で約11円~約14円かかることが分かりました。消費電力にかかる電気代は1ヶ月で1円にも満たないため、それほど気にする必要はないかもしれません。 しかし、コンセントを差しっぱなしにした際の消費電力は家庭の消費電力において約5.1%です。充電器以外にも家庭で使用している電化製品はたくさんあるため、使い終わったコードはコンセントから抜く習慣をつけておくと、電気代の節約につながるかもしれません。 出典 経済産業省 資源エネルギー庁 省エネルギー対策課 平成24年度エネルギー使用合理化促進基盤整備事業(待機時消費電力調査)報告書概要 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部