守山町の山車披露 高岡御車山会館で展示替え
高岡御車山祭(みくるまやままつり)の山車(やま)を常設展示する高岡御車山会館(高岡市守山町)で15日、展示を守山町の山車に入れ替える作業が行われた。来年5月1日まで見られる。 同館では各町の山車全7基を約4カ月ごとに入れ替え紹介している。9月から展示していた通町の山車は14日に搬出した。 守山町の山車は鉾留(ほこどめ)の「五鈷鈴(ごこれい)」が金色に輝き、高欄(こうらん)には龍や鳳凰(ほうおう)の金具が取り付けられている。本座には恵比寿(えびす)の人形が飾られている。 この日は同町の住民ら20人が山車を組み立て、ガラス張りの展示スペースに慎重に収めた。 守山町保存会の中村喜進理事は「金工や漆工の技術、四季折々の大波の模様の幔幕(まんまく)など隅々までじっくりと見てほしい」と話した。 祭りは国重要有形・無形民俗文化財、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に指定されている。