車も免許もないママ友。毎回買い物に出かけるとき乗せていくのですが「ありがとう」の言葉だけでモヤモヤします…
友人や知人がマイカーや免許を持っていないとき、自分の車でどこかへ連れていってあげるケースもあるでしょう。中にはスーパーへ買い物に行くたびに、定期的に乗せてあげている人もいるかもしれません。 同乗とはいえ毎回ともなると、車のガソリン代が気になるという方もいるのではないでしょうか。そのため「感謝の言葉だけでなくガソリン代も負担してほしい」と感じるのは自然なことでしょう。 本記事では、スーパーへ定期的に買い物に行く場合のガソリン代を試算し、どれくらいの負担になるのかをご紹介します。
付近のスーパーまでの距離は平均約1キロメートル
農林水産省の資料によると、食料品スーパーなどへの距離は全国平均で1069メートルとのことです。計算しやすいように1キロメートルとした場合、1回当たり往復で2キロメートルの距離を移動することになります。 毎週2回スーパーに行く場合は、毎週4キロメートル走ります。ひと月となると、9回ほど行くことになるとして、合計18キロメートル走る計算です。 ■ひと月のガソリン代はどれくらい? では上記の例だと、毎月いくらガソリン代がかかるかシミュレーションしましょう。今回は、燃費が19.4キロメートル/リットルの車を使用すると仮定します。 経済産業省資源エネルギー庁が令和6年5月22日に公表した5月20日時点のレギュラーガソリン価格の全国平均は174.8円/リットルでした。単純計算すると、車が19.4キロメートル走るたびに174.8円消費します。ひと月に合計9回買い物に行く場合、ガソリン代は毎月約162円です。 ■実際のガソリン代は車種や燃費・距離などに左右される 上記のシミュレーションは一例に過ぎません。燃費は車種によって異なるため、実際にはもっとガソリン代がかかる可能性もあります。 また車のカタログに載っている燃費値はあくまで特定の条件下での数値であり、実際に走ったときの燃費はカタログ値よりも低くなることがあります。 ガソリン代は日々変わりますし、スーパーまでの距離が遠ければ、より多くの燃料が必要です。場合によっては162円を大きく超えるケースも想定されます。 さらにいえば車を使うには、ガソリン代だけでなく、保険料や税金・駐車場代・メンテナンス費用など、車の維持費がかかります。そこに運転者の責任や気苦労などを加味すると、友人知人を乗せていく実質的な負担はもっと大きいといえるでしょう。