【エリザベス女王杯展望】レガレイラがホープフルS以来のG1勝利を目指す
「エリザベス女王杯・G1」(10日、京都) 秋の女王決定戦に、さまざまな路線から多彩なメンバーが集結した。 【写真】1週前は余裕持って先着 上昇ムードを感じさせるレガレイラ 3歳世代からは牡馬クラシック戦線で戦ってきたレガレイラが参戦する。デビュー3戦目で挑んだホープフルSでは、最後方から1頭だけ抜けた脚で差し切りV。牡馬勢を圧倒し、高い能力をまざまざと示した。その後は皐月賞6着、ダービー5着、ローズS5着と勝利こそないものの、キャリア全6戦で上がり最速を記録するように、しまいの脚は別格。前走後、ルメールも「ラストはいい伸びだったし、目標はG1」と手応えをつかんでいる。復活の準備は整った。豪脚を武器に、2つ目のG1タイトルを手に入れる。 22年秋華賞覇者のスタニングローズ。復帰3戦目となった前走のクイーンSでは好位で運び、0秒2差の6着と調子を上げてきている。1週前追い切りでは栗東坂路で4F53秒7-38秒9-11秒6の好時計を計時し、高野師も「状態の良さと能力の高さからこういう時計が出た。距離は問題ない」と好感触。C・デムーロを鞍上に迎え、万全の態勢で臨む。 前走の新潟牝馬Sを勝った外国産馬のホールネスはデビューから6戦全てで馬券圏内を外しておらず、底を見せていない。骨折明けの新潟記念を勝利し、重賞初制覇を飾ったシンリョクカは充実一途。府中牝馬S2着のシンティレーション、福島牝馬S覇者のコスタボニータなどが続く。