沖縄環太平洋国際映画祭クロージング作品発表、マイク・ジョナサン特集も開催
第二回Cinema at Sea - 沖縄環太平洋国際映画祭のクロージング作品が映画「ティナー 私たちの歌声」であることが発表された。あわせてDirector in Focus部門でマイク・ジョナサン監督作を特集することが明かされた。 【画像】「第二回Cinema at Sea - 沖縄環太平洋国際映画祭」メインビジュアルはこちら “Cinema at Sea”とコンセプトを掲げる本映画祭は、映画の発掘と発信を通じて各国の文化や民族、個々人の相互理解を深め、将来的に沖縄が環太平洋地域において新たな国際文化交流の場となることを目指す目的で開催される。 「ティナー 私たちの歌声」は、サモア出身の映画監督ミキ・マガシヴァによる長編劇映画デビュー作。2011年にニュージーランド・クライストチャーチで発生した地震で愛娘を失ったサモア人教師・マレタが学生たちと音楽を通じて交流することで、情熱を再発見していくさまが描かれる。アナペラ・ポラタイヴァオがマレタを演じた。マガシヴァは「私たちは、他の素晴らしい映画制作者たちと共に、豊かな文化的多様性を一つの太平洋コミュニティとして祝いたいと思っています」とつづっている。 マオリ出身の映画監督兼撮影監督であるマイク・ジョナサンは、30年以上のキャリアの中で50以上のプロジェクトに携わってきた。今回は長編映画「マオリの魂:戦いの呼び声」や、マオリの劇団を追ったドキュメンタリー「舞台と部族:マオリのシェイクスピアの旅」、マオリの伝統を受け継ぐ一家の日常をつづるドキュメンタリー「マオリ式英雄教育」の3作が日本初上映される。ジョナサンは「マオリの魂:戦いの呼び声」について「私の長編劇映画デビュー作であり、ランギアオフィアへの侵略やオラカウの包囲戦の直接的な影響を受けた子孫として、自身のルーツを認識することに誇りを感じています」とコメントした。 第二回Cinema at Sea - 沖縄環太平洋国際映画祭は、2月22日から3月2日まで沖縄・那覇市ぶんかテンブス館テンブスホール、桜坂劇場、沖縄県立博物館・美術館などで開催。 ■ 第二回Cinema at Sea - 沖縄環太平洋国際映画祭 2025年2月22日(土)~3月2日(日)沖縄県 那覇市ぶんかテンブス館テンブスホール、桜坂劇場、沖縄県立博物館・美術館ほか 実施内容:コンペティション作品上映、特集上映、トークイベントなど ■ Cinema at Sea - 巡回映画祭 in 台湾・東海岸 2025年1月3日(金)~5日(日)花蓮 Hualien Railway Cinema 2025年1月11日(土)、12日(日)台東 Just Arts-Taitung Performing Arts House 2025年1月25日(土)、26日(日)宜蘭 Media Center 57 □ 上映作品 ・大海原のソングライン ・シンプル・マン ・緑の模倣者 ・ばちらぬん ・サバイバル ・オキナワより愛を込めて ・あなたの微笑み ・オキナワ・フィラデルフィア ■ ミキ・マガシヴァ コメント 私たちの作品が、この素晴らしい映画祭のクロージング作品に選ばれたことを大変光栄に思い、心から感謝しています。 この映画祭は太平洋地域の物語を祝うものです。私たちの映画は、コミュニティと連帯をテーマの一つとしています。 私たちは、他の素晴らしい映画制作者たちと共に、豊かな文化的多様性を一つの太平洋コミュニティとして祝いたいと思っています。