練習ラウンドは後輩たちと 松山英樹は8年ぶりコースに「苦手な印象ない」
◇メジャー最終戦◇全英オープン 事前(17日)◇ロイヤルトゥルーンGC(スコットランド)◇7385 yd(パー71) 【画像】松山英樹のパット練習に密着 「きょうまで天気が持ってくれたので、いい練習ができた」。松山英樹は午前10時30分に10番から練習ラウンドをスタートし、比較的穏やかな天候の中で9ホールをプレー。雨と風で冷え込んだ前日から一転、終盤では半袖になってクラブを振った。 天気が荒れることなくハーフラウンドを終えたが、当地の空模様は気まぐれだ。松山が前回ロイヤルトゥルーンをプレーした2016年大会は、強い雨風に見舞われた2日目にパーオン率28%と苦戦。「78」と崩れて全英で初めて予選通過を逃した。
今週は水曜までに27ホールを回ってコースチェック。14日(日)に18ホール、月曜に9ホールをプレーした。火曜は正午過ぎから練習場に入ると、普段よりもパッティング練習に時間を割き、アプローチ、ショットと合わせて約4時間の調整を行った。この日は中島啓太、岩崎亜久竜、久常涼と日本勢4人で練習ラウンド。個々でコースチェックに専念しながら、後輩たちが苦戦するポットバンカーから1打目で出し、ギャラリーから笑いと拍手を生んだ。
前週リンクスでプレーした「ジェネシス スコットランドオープン」は、通算2アンダーで今季初の予選落ち。「先週から比べて(状態は)良くなってはいるんですけど、アメリカでプレーしているときのような感じではないので、不安はある」と話したが、コース自体には「そんなに苦手な印象はない」という。 今年で10度目の全英オープンは予選落ちが3度で、自己ベストはミュアフィールドでプレーした2013年の6位。前年は2番目の好成績となる13位で終えた。「毎年あまりいいプレーができていない。去年は少しマシなプレーができたので、今年も上位で終われるように頑張りたい」と今年最後のメジャーを見据える。
初日は午後2時26分(日本時間18日午後10時26分)にティオフ。「初日、2日目に天気に恵まれること。まずは2日間いいプレーをして、優勝を争える位置でできるよう頑張ります」と話した。(スコットランド・トゥルーン/谷口愛純)