大暑に氷がある時~ 天王寺動物園ホッキョクグマに冷たい贈り物
大暑に氷がある時~ 天王寺動物園ホッキョクグマに冷たい贈り物
冷たい氷があるとき~──。22日は二十四節気のひとつ、1年で最も暑い日とされる「大暑」。大阪市天王寺区の天王寺動物園で同日午前、ホッキョクグマのイッチャンに氷柱がプレゼントされた。
イッちゃんはお上品に食べるタイプ
同園によると、暑さを快適に過ごせるようにと、豚まんなどでおなじみの「551蓬莱」からりんごの入った重さ75キロの氷柱が、ホッキョクグマのイッちゃんに贈られた。 氷にはリンゴが入っており、贈られたイッちゃんは、それを見つけると同時に夢中で寄っていったかと思うと、じっくり観察し外のフルーツから食べたあと、氷自体は倒したりプールに落としたり氷をうまく攻略しながら食べていた。飼育員の下村幸治さんは「イッちゃんはお上品に食べるタイプ」と笑みを浮かべ説明。 だが、冷たい氷にうれしいのか、ここ最近の暑さを忘れるかのように動きを見せていると、よく見に来ているという見物人の女性は話していた。
氷のプレゼントセレモニーでは、あの「ある時~」「ない時~」の掛け声でおなじみのCMに出演している同社の常務、田中一昭さん。イッちゃんに呼びかけエールを送ったあと「氷がある時~」のかけ声も響いていた。 同日午前10時現在の大阪市内の気温は29.1度。セミもたくさん鳴いており、イッちゃんも環境には苦労するだろうが、ひとときの清涼はパワーになったのではないだろうか。