うっかりやりがち……《年末年始》“縁起が悪い”避けておきたい、6つのタブーとは?
“年末年末”にやってはいけない6つのタブー
1年を締めくくる年末と、始まりである年始は、運を落とさずに開運につながる行いをしたいところ。年末年始の習わしとして、知っているようでよく知らない、6つのタブーを紹介します。 【画像】縁起が悪い…《年末年始のNG言動》タブー6つを見る!(画像8枚)
「年末」やってはいけない3つのタブー
(1)お正月飾りを29日や31日に飾る 年神様を迎えるための準備として飾る、しめ飾りや門松、鏡餅は、29日と31日を避けるのが良いとされています。29日は「二重苦(にじゅうく)」として、苦しみを連想させる日なので、お正月飾りを設置する日には向いていません。また大晦日の31日は、葬儀の「一夜飾り」を連想させます。お正月直前になるまで、年神様を迎える準備ができなかったと捉えられ、失礼な行為にあたってしまうのです。お正月飾りは「正月事始め」である、12月13日以降に飾り始めるのが習わしとされています。現在は、クリスマスの後に飾ることが一般的になっているので、26日~28日の大掃除が終わったタイミングで飾りましょう。 (2)餅つき 31日についた餅は「一夜餅」と呼ばれ、葬儀の「一夜飾り」を連想させます。大晦日にバタバタしながら準備したと捉えられ、年神様に失礼な行為となり、縁起が悪いとされています。お正月飾りと同じように、二重苦を連想させる29日も避けるのがいいでしょう。 (3)火を長時間使う お正月に向けて、おせち料理をはじめとした正月料理を作っておきたいところ。しかし大晦日の31日に長時間火を使うのは、火の神様が休まらない失礼な行為とされています。さらに、灰汁(あく)がでる煮炊きは「悪がでる」と捉えられてしまい、縁起が悪い行いです。年越しからお正月にかけての料理は、なるべく30日までに準備するといいでしょう。
「年始」やってはいけない3つのタブー
(1)掃除や洗濯をする 掃除はせっかくやってきた年神様を、追い払う行為にあたります。手で掃う動きが繰り返される掃き掃除は、特にNGとされています。キッチン、トイレ、浴室などの水回りの掃除や洗濯は、水の神様を働かせてしまい、神様が休めない行為です。運や福を水で洗い流してしまう行為にも通ずるので、せめて三が日は掃除や洗濯を控えるようにしましょう。 (2)四つ足動物の肉を食べる 殺生禁止の仏教の教えをもとにした風習から、牛や豚といった四つ足動物の肉を年始に食べるのはタブーとされています。おせちやお雑煮に使われる肉が鶏肉なのも、四つ足動物の肉を避けてきたことから選ばれている食材です。 (3)喧嘩をする・怒る お正月の伝統的な遊び「福笑い」があるように、三が日は福を招く遊びや行いを大切にすることが運気上昇につながります。一年の始まりの日を笑顔で過ごすと、その一年が明るくなり、幸運になると言われています。年神様がいる期間は、松の内である1月7日まで。せめて三が日の間はにこやかに過ごせるよう、意識してみるといい一年になるかもしれません。 【まとめ】 年末年始の6つのタブーは、知らなければついやってしまいがち。知らず知らずのうちにNGな行いをして運を逃がしてしまわないよう、年末年始の行いを意識して暮らしてみましょう。
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