1区で区間賞の中央大・吉居駿恭「行くしかないと思った」…兄の記録に及ばず「ちょっと悔しかった」
第101回箱根駅伝の往路が2日行われ、1区では中央大の吉居駿恭(しゅんすけ)(3年)が1時間1分7秒の好タイムで区間賞に輝いた。 箱根駅伝2025 中央大のエントリーメンバー16人&区間配置
東京・大手町をスタートした直後に集団から飛び出したものの、他チームの選手が追走してくる気配はなく、「行くしかないと思った」。区間歴代4位の好タイムに、「後半、結構きつくなってしまって、もっと落ちているかなと思ったので、思ったより良かった。沿道から『区間新記録を狙える』『兄(=の1時間0分40秒の区間記録保持者の吉居大和)を超えていけ』という声があった中で、届かなかったのはちょっと悔しかった」。
中央大は前回大会で上位を期待されながら、チームに体調不良者が相次ぎ、総合13位。吉居駿恭は「ここ2年、チームとして1区から流れないことがあって、楽しい駅伝ができていなかった。先頭を走って、先頭で渡して、(みんなに)楽しい駅伝にしてもらいたい気持ちがあった。1区の仕事を果たせてよかった」と振り返った。(デジタル編集部)