最近、スーパーなどでセルフレジをよく見かけます。導入にはどれくらいの費用が発生しているのでしょうか?
セルフレジ導入のメリット
セルフレジは、店員のレジ会計業務の負担を軽減してくれる便利なシステムであり、導入することで下記のとおり多くのメリットが得られます。 ●待ち時間の短縮になる ●人手不足に対応できる ●衛生面の対応が改善される ●売上管理の簡易化など業務効率化を推進できる ●計算ミスや人為的なミスを防げる セルフレジは会計業務がスムーズに進むため、待ち時間を短縮できる点が1番のメリットです。お店側も、売上管理の簡易化や人為的なミスの防止などのメリットを享受できます。 近年はキャッシュレス決済の導入が進んでいますが、セルフレジでは、現金のやり取りのほかにバーコードやQRコードでの決済などにも対応している機器が多くあります。セルフレジには大きな費用がかかりますが、多くのお客を抱えるお店は特に、導入するメリットは十分あるといえるでしょう。
セルフレジ導入のデメリット
一方で、便利で業務効率化を図れるセルフレジにもデメリットがあります。内容は以下のとおりです。 ●操作に時間がかかる客へのサポートが必要 ●導入に大きなコストがかかる ●設置のスペースが必要 ●清算忘れや万引きのリスクがある セルフレジは、操作に不慣れな人でも分かりやすく簡単に会計業務ができるようにシステム化されています。それでも、高齢者や子どもなど操作が分かりづらい客層へのサポートは必要です。 また、導入に大きなコストがかかる点と設置にあたり大きなスペースが必要になる点もデメリットです。また、セルフレジは全てを店員がチェックしていない可能性もあるため、故意ではなくても清算を忘れたり、万引きのリスクがあったりすることもデメリットといえるでしょう。
セルフレジは初期費用だけでなく維持費もかかる
セルフレジは、初期費用だけでなく導入後の維持費も毎月かかっていることがわかります。待ち時間や回転率の問題を解消し、業務効率を向上させるお店の運営を考えると、セルフレジの役割はとても大きいものといえるでしょう。操作に時間がかかっている人に出会ったら声がけしあうなど、将来の電子化や機械化に向けた理解も必要となります。 出典 2022年スーパーマーケット年次統計調査報告書|一般社団法人 全国スーパーマーケット協会・一般社団法人 日本スーパーマーケット協会・オール日本スーパーマーケット協会 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部