最近、スーパーなどでセルフレジをよく見かけます。導入にはどれくらいの費用が発生しているのでしょうか?
近年、一気に導入が進んだセルフレジは、会計業務がスムーズに行えるなど業務効率化が図られています。一方で設置するにはどのくらいの費用がかかるのでしょうか。本記事では、セルフレジの導入費用について解説します。機器の設置コストや導入のメリットやデメリットについても説明します。 ▼セルフレジになったら「客に仕事をさせるのか!」と暴言を吐かれた! 仕事だし我慢するしかないの?
セルフレジの導入はどのくらいすすんでいるのか?
コロナ禍を経て、スーパーやコンビニエンスストアなどでセルフレジを頻繁に見かけるようになりました。 セルフレジとは、買い物客が自分で品物のバーコードの読み取りを行って、現金やキャッシュレスなどで精算までを行うレジシステムのことです。店内が込み合う時間帯や買い物が少量のときには、操作が簡単なセルフレジの方が並ばずに会計ができてスムーズです。 一般社団法人 全国スーパーマーケット協会・一般社団法人 日本スーパーマーケット協会・オール日本スーパーマーケット協会が実施した「2022年スーパーマーケット年次統計調査報告書」によると、セルフレジ設置率は25.2%です。 セルフレジを「新たに設置したい」企業は28.7%「設置数を増やしたい」企業は12.9%となっており、利便性を図るため、企業側のセルフレジ導入に対する意向は前向きであることが分かります。 今後もセルフレジは、導入がさらに進んでいくことが予想されています。
セルフレジの設置コストはどのくらい?
便利なセルフレジの導入設置コストはどのくらいかかるのかを確認してみます。セルフレジには「フルセルフレジ」と「セミセルフレジ」の2種類があります。 フルセルフレジは、会計業務の全てを客側が行う無人のレジのことです。導入の初期費用は、1台あたり約100万円~300万円となります。 セミセルフレジは、商品のバーコード読み取りを店員が行い、会計のみを客自身が行うレジです。導入の初期費用は、1台あたり約100万円~400万円です。セミセルフレジの方が、登録機と自動釣銭機をそれぞれ導入する必要があるため、フルセルフレジよりも高額になる可能性があります。 そのほか、セルフレジの導入には周辺機器の費用や保守費用、POSシステム利用費用などの維持費が設置コストとしてかかります。保守費用やシステム利用料は月払いで負担するケースが多く、導入の段階で予算を把握しておくとよいでしょう。