J’s、TS201、ツアーB…ブリヂストンの軟鉄鍛造なぜ人気? お手頃中古リサーチ
受け継がれるプロ仕様アイアン
軟鉄鍛造アイアンの伝統と先進性を追求してきたブリヂストン。近年もシンプルでクオリティの高いモデルを世に送り込んでいる。中古市場を見てみよう。「J15 CBアイアン」(2014年)は適度なサイズ感と、浅すぎず、深すぎないキャビティ構造が魅力。ソール幅も適度に広く、“100切り”を達成した意識の高いゴルファーにオススメしたい。6本セットで3万円台前半が相場だ。 「TOUR B X-CB」も歴代モデルを推薦できる。2016年モデル、18年モデルはどちらも6本セットで4万円台前半から見つかる。 そして「241CB」発売のニュースでお手頃感が増しているのは「221CB」(2022年)。軟鉄鍛造のシンプルなキャビティ。十分な機能が備わっており、コスパの高さを感じられそう。6本セットで6万円台後半から見つかる。
軟鉄鍛造の“お助けモデル”もチェック
もう少し“お助け要素”が欲しいと思うゴルファーには「ツアーB X-CBP」(2018年)がオススメだ。プロモデルに比べて、ヘッドサイズがひと回り大きく、フェースはクロムモリブデン鋼を肉薄にして反発を高めている。キャビティも深いのでミスヒットにもかなり強い。2017年モデルが3万円台前半、2018年モデルは4万円台前半が相場。状態と顔の好みで選んでいいだろう。 もう少し予算があれば、「202CBP」(2020年)や「222CB+」(2022年)にも挑戦したい。特に「222CB+」は「221CB」と迷うほど、シャープな外見にお助け要素をプラスしている。仕上げも美しい。
J‘s、ツアーステージ…とブリヂストンのアイアンの思い出は尽きない。「いったい、何セット買ったんだ…」と振り返ると悲しくなるが、もう一度手に入れたくなる逸品が多く存在する。長い年月を重ね“B”の軟鉄鍛造は、地味だが確実に改良を重ねている。オールドファンも久しぶりに試してみてはいかがだろう。(文・田島基晴)