難関フォールズコースで初のアンダーパー 馬場咲希は20位で残り2日へ
◇米国女子◇Qシリーズ・ファイナルクオリファイイング(最終予選会) 3日目(7日)◇マグノリアグローブGC(アラバマ州)◇クロッシングコース(6664yd、パー72)、フォールズコース(6643yd、パー71) 【画像】馬場咲希は無念のホールアウトに涙 4回目の“難コース”で、馬場咲希は初めてアンダーパーを記録した。前日2日目に「72」とスコアを落としたフォールズコースをこの日は「69」。予選会に初挑戦した昨年「74」「71」と苦戦した18ホールをクリアし、23位から通算3アンダー20位に順位を上げた。 クラブハウスから最も遠いエリアにある10番(パー5)からのティオフで、12番でボギーが先行。「きのうオーバーパーを打ってしまった。きょうはそれを取り返して、アンダーパーで回る」と気持ちを奮い立たせ、13番(パー3)でバウンスバックに成功、16番もバーディにした。
折り返し直後の1番で打ち下ろしの第2打をグリーン右ラフに外しながら、ニアサイドのピンにウェッジで寄せてパーセーブ。後半でスコアを1つ伸ばし、「ショットがすごく(チャンスに)付いたわけではなかったけれど、微妙な距離を決められて良かった。決めなきゃいけないパッティングを決められた」と納得した。 プロ1年目の主戦場、下部エプソンツアーでは今季18試合に出場。ドライビングディスタンスは全体66位(252.28yd)、フェアウェキープ率65位(75.21%)、パーオン率は50位(71.8%)だった。ショットの出来は必ずしも思うようにいかなくとも、平均スコア「70.91」はツアーで20位。11回のトップ25入りは3番目の好成績と、粘り強さが養われている。
いずれもクロッシングコースを回る残り2日で上位25位以内を守れれば、来季レギュラーツアーに昇格できる。「今の調子ではうまくやれている。残り2日で良いスコアを出せるようにしたいです。あしたからもアンダーで回れるように」。緊張感は保たれたままだ。(アラバマ州モービル/桂川洋一)