コンサル時代に超優秀な上司から教わった「最強のノート」の使い方。TODOがゴリゴリ進むノート術
「頑張っているのに、結果がついてこない」「必死に仕事をしても締め切りに間に合わない」同僚は次々と仕事を片付け、成果を出し、上司にも信頼されているのに、「なんでこんなに差がつくんだ……」と自信を失ったとき、どうすればいいのでしょうか? ビジネススキルを発信するTikTokのフォロワーが19万人を超え『コンサル時代に教わった 仕事ができる人の当たり前』の著者である「にっしー社長」こと西原亮氏に教えてもらった「超優秀な人が秘かにしている仕事のコツ」を本記事で紹介します。 ● 超優秀なコンサルのノートの使い方とは? とりあえずメモはするけど、後で見返さない。 見返したとしても、どこに何が書いてあるのかわからない。 結果、ぐちゃぐちゃのノートだけが残り、自己嫌悪に陥ってしまう。 そんな経験はないでしょうか。 何も考えずにメモを取るだけで、会議や打ち合わせをなんとなくやり過ごしてしまい、その後、自分が何をすればいいかわからず、上司に聞いて怒られる。 私自身も、そんな負のサイクルを過ごしていました。 ある朝、途方に暮れながらオフィスに出勤した私は、「このままではいけない」と思い、社内でも特に仕事が速く優秀だと評価が高い上司の横に座りました。 「仕事ができる人は、どうやって頭の中を整理しているのだろう?」 この疑問を解消するために、超優秀な上司を徹底的にリサーチしたのです。 ● A4ノートを横向きにして使う その結果、わかったことが一つありました。 「1冊のA4ノートを横に使う」 その上司は、いままで私が見たことのないノートの使い方をしていたのです。 あっけに取られた私は「何ですか、このノートは!?」と上司を質問攻めにしました。 するとその上司は、ノートの使い方についてこう答えてくれたのです。 ・A4のノートを縦ではなく、横に使え ・「①TODO、②TODOの障害、③振り返り」の項目で分けろ ・1日に「見開き1枚を使う」を徹底しろ ・表紙側からは「TODO」、裏表紙側から「アイデアや学び」を書き留めろ どれも常識外れの使い方ですが、理由を聞いてすぐに納得しました。 ・A4のノートを縦ではなく、横に使え 自分のやることや、やることの障害、振り返りが「一目」で見える。 「このページだけ見ればいい」ので、どこに何が書いてあるかで迷わない。 ・「①TODO、②TODOの障害、③振り返り」の項目で分けろ TODOだけ書いてもたいていの仕事は進まない。 TODOを進めるうえで「何が障害か」を明確にしてはじめて仕事は進む。 また、1日を振り返り、「なぜTODOができなかったか」をまとめることで翌日以降の改善ができる。 ・1日に「見開き1枚を使う」を徹底しろ ノートを見直さないのは「どこに何を書いたか」わからなくなっているから。 「1日1見開き」のルールを守れば、目的のページをすぐ見つけられる。 ・表紙側からは「TODO」、裏表紙側から「アイデアや学び」を書き留めろ 毎日の「TODO」と、「アイデアや学び」を別のノートに記録してしまうと、作業も手間も増えて、結果として振り返らなくなる。 「この1冊だけ見ればいい」仕組みをつくり、振り返りを効率化することで、メモを取った意味も最大化できる。 上司が教えてくれた「仕事ができる人のノートの使い方」を真似するだけで、頭の中が圧倒的に整理され、やるべきことが見え、仕事を速く進めることができるようになりました。 (本記事は『コンサル時代に教わった 仕事ができる人の当たり前』の一部を抜粋・編集したものです)
西原 亮