真夏の高速決戦、WRCラリー・フィンランド開幕、得意とするハイスピード・グラベルでトヨタの3連勝なるか【WRC第9戦プレビュー】
最終日となる3日日曜日のデイ4の攻防も大きなポイント
ラリー・フィンランドは、8月1日木曜日夕方にユヴァスキュラ市内でデイ1として競技がスタート。グラベルとターマック(舗装路)の混合路面である「ハルユ」のスーパーSSで幕を開ける。 森林地帯での本格的な戦いは2日金曜日朝のデイ2から始まり、サービスパークの北東に展開する「ラウカー」、「ミヒンパー」、「ルイヒマキ」というクラシックなステージに、新設の「サーリカス」を加えた4本のステージを、ミッドデイサービスを挟んで各2回走行。その後、ハルユの2回目のスーパーSSで行われる。 競技3日目、2日土曜日のデイ3は、伝説的なステージである「オウニンポウヤ」と「パイヤラ」、そして「ヴァスティラ」という3本のステージをミッドデイサービスを挟んで各2回走行。6本のステージの合計距離は144.22kmと、4日間で最長のステージ距離を走行する。 最終日となる3日日曜日のデイ4は「サーロイネン-モクシ」と、久々に復活したクラシックステージ「ラーヤヴォーリ」の2本のステージを、ミッドデイサービスを挟むことなく各2回走行。ラーヤヴォーリの2本目、SS20はトップ5タイムを記録した選手とマニュファクチャラーに、ボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されている。 全20本のステージの合計距離は305.69km、リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は1372.56kmが予定されている。
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