シリアの子ども忘れないで 大地震1年で現地ユニセフ
【ベイルート共同】昨年2月のトルコ・シリア大地震から6日で1年となるのを前に、国連児童基金(ユニセフ)シリア事務所の根本巳欧副代表が2日、オンラインで記者会見した。2011年以降の内戦で崩れた社会経済基盤が地震でさらに悪化したと指摘。まだ人道支援が必要だとして「シリアの子どもを忘れないで」と訴えた。 根本氏によると、シリアでは地震で2千以上の学校が損壊した。避難所として使われる学校はなくなったが、経済危機が続き、地震前に破壊された社会インフラの回復や、学校修復など課題は多い。学校に通えていない子どもは250万人以上いるという。