「うちの旦那は医者だ」と自慢するママ友。高収入かもしれませんが「多忙」ですよね?
医者の夫を持つママ友に自慢をされることで、複雑な気持ちになってしまうときもあるでしょう。確かに医者は一般的に高収入の職業とされていますが、勤務時間などの労働条件は、働き方や仕事内容によって異なります。 この記事では、厚生労働省の職業情報提供サイト(jobtag)のデータを基に、医者の年収や仕事内容について解説します。また、自慢をしてくるママ友への対処法もお伝えしますので、参考にしてください。
医者は本当に激務?
jobtagには、職業分類ごとの就業者統計データが掲載されています。 令和4年賃金構造基本統計調査の結果から作成された、職業分類(医師)の年収(全国)は1428万9000円です。 年齢や仕事内容、地域差などを考慮する必要はありますが、一般的には十分に高収入の職業といえます。ママ友のところも、経済的には安定している家庭である可能性が高いでしょう。忙しさは、働き方や診療科などによって大きく異なります。内科医のケースでは、働き方は大きく2つに分かれます。 病院や診療所などで働く勤務医と医院を営む開業医です。入院施設がある大きな病院の勤務医として働く場合は、交代制で勤務を行うことが多いでしょう。入院患者の急変といった緊急時の対応に備えて夜間の当番などを行うほか、オンコール待機がある職場も少なくなく、オンとオフの切り替えの難しさが懸念されます。 開業医の場合は、各医院で定めた診療時間内での勤務になることが多いでしょう。9時から18時ごろまでといったケースが一般的ですが、診療時間前後で準備や診療後の業務が発生するため、実際の勤務時間は診療時間よりも長めです。 自分である程度勤務時間をコントロールできる場合には、勤務医よりはワーク・ライフ・バランスを充実させやすいでしょう。ただし、産婦人科医では、夜間、休日にかかわらずお産に立ち会ったり、緊急手術に対応したりする必要があるなど、労働条件は厳しめです。