【RIZIN】平本蓮「赤沢氏から受け取ったサプリは使用していない」「むげにすることが出来ず話を合わせていた」「勝負は正々堂々と戦った」
2024年9月2日(月)18時から都内ホテルにて、平本蓮(剛毅會)が会見を行った。 【写真】平本蓮の記者会見の模様 RIZIN主催ではなく平本蓮個人による今回の会見には、平本のほかに弁護士2名( のぞみ総合法律事務所弁護士・吉野弦太氏と成豪哲氏)が出席。 会見の冒頭で平本は「自分は一切ドーピングに関わることはやってもいませんし、自分から進んでドーピングをお願いしたような事実は全くありません」と疑惑を否定した後、次のように話した。 「ただ、赤沢氏のSNSの通り、なぜこのような形になったのかは自分なりに考えてきたので、それをちょっとずつ話していきたいと思います。 まず、自分が5月、フィジカルトレーナーとジムでトレーニングしている際に、赤沢氏が来て『ドーピング検査が大丈夫なトレーニングの効率を上げるサプリ』を、信頼していたので購入させてもらいました。6月にぐるぐる巻きのサプリを受け取って。 所属事務所の人間が家に来て『今は風邪薬でもドーピング違反になるから接種しないほうがいいんじゃないか』と。そのままにして自分は一切使いませんでしたが、赤沢氏から連絡があり、録音を聞いた人もいると思いますが、信頼関係もあったのでむげにすることも出来ないと思い、話を合わせていました。使用していると。 注射に関してですが、アイルランドに4月から1カ月修行に――2カ月くらいの予定でしたが、練習していて1カ月で靭帯と半月板損傷で一時は歩けないくらい大きな怪我をしてしまいました。予定より1カ月早く日本に帰ってきて、試合に向けてトレーニングを進め、1カ月切ったくらいで怪我も相当悪化していて。 その時にフィジカルトレーナーに、試合も飛ばせないし、膝の回復に向けて、何か案はないかと聞いたところ、フィジカルトレーナーから注射を勧められ、4月に数回自分で打ちました。その時もドーピング検査は問題ないと言われていたので、トレーナーとの付き合いも高校生からで信頼していたので数回使用しました」と、赤沢氏から受け取ったサプリは使用していない、注射は膝の治療のためだったと説明。 続けて「赤沢氏との出会いはMMAデビューして間もない頃、2021年くらいで。アメリカ修行から帰ってきて、僕も日本でまだ総合を教えてくれるトレーナーや知り合いが少なかったんですが、赤沢氏は当時から練習の相談にのってくれたり、落ち込むとメールをくれたり、2回試合のセコンドにもついてもらったこともあります。 その2試合とも勝利しているし、赤沢さんの指示というか、全てMMAの技術においてとてつもなく信頼感はあったし、今でも信じられない気持ちでいっぱいです。 試合が終わって赤沢さんから電話が来た時に、一度もそれまでの僕たちの会話になかったステロイド錠剤の話や『ステ本蓮』といった(言葉が)出てきて何か“モヤっ”とするものが自分のなかにもあったのですが、8月20日のSNSを見て、音声を聞いてすっきりしました。その時の模様は今でも思い出したくないし、正直信じられませんでした。なにか特別な事情が赤沢さんのほうにあるんじゃないかと。本当に赤沢さんがあんな自分に電話で、正直信じたくもないし信じられないし、今でも赤沢さんを正直心配している気持ちもあります。 そして、自分がRIZINの尿検査にひっかからないドーピングの仕方を自分から提案したことは一切ありません。勝負は正々堂々と戦ったし、この肉体はフィジカルトレーナーのもと本当に死ぬ気で練習しました。普通じゃ考えられないくらいトレーニングをしました。 よりによって自分がずっと望んでいた朝倉未来選手との試合で、僕が一切するわけがありません。検査結果はまだなのですが、僕はかならず白だと自分を信じているし、検査結果は白だと思いますが、今はRIZINの検査結果を待ちたいと思います」 (続報あり)
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