那須川天心のスパーリングパートナー、“ボコボコ”KO勝利!王者・武居由樹を照準に「世界獲る準備出来てる」
11月23日(日本時間)メキシコ・グアダラハラで行われたプロボクシング[WBOラテン バンタム級王座決定戦]で、今年6月&9月に那須川天心のスパーリングパートナーを務めた、WBO世界バンタム級2位クリスチャン・メディナ・ヒメネス(24=メキシコ)が5R、圧倒的な連打でKO戴冠した。 メディナは試合前に「世界タイトルに向け準備が出来ている」と語っており、WBO同級王者・武居由樹に照準を定めている。 【フォト・動画】メディナが”暴風雨”のような連打でKO!天心と2ショットも メディナは23勝(16KO)4敗で、WBO同級2位の他、IBFでも9位に。12連勝中だったが、昨年8月[IBF世界バンタム級挑戦者決定戦]で、西田凌佑に判定で敗れた。 今年の6月と10月には、那須川のスパーリングパートナーとして、それぞれ約1ヵ月間来日。得意の接近戦での連打で、那須川を相手取っていた。 今回の相手はアレクシス・モリーナ・アギーレ(25=メキシコ)、12勝(4KO)1分無敗のホープだ。 試合は初回からメディナが持ち前のパワフルな連打で前進、相手のカウンター狙いもものともせず、終始優勢に進める。 5R、メディナは仕留めようと更にギアを上げ、右の強打でグラつかせる。嵐のような連打の中、相手がメディナにすがりつくようなダウン! 更に追撃し、メディナのパワーブローに、相手はアゴを跳ね上げられパンチは空を切る。レフェリーが割り込み、メディナが無敗相手をストップした。 メディナは試合前のインタビューで「まさに今が全盛期、世界に行ける準備が出来ていると感じている。日本で負けた時(西田戦)に何かが足りないと感じたが、今こそ俺の時代だ」と自信満々。 更に「このタイトルを獲り、次は日本人相手に勝つ番だ。この階級はハードだが、メキシコは良い王者を必要としているんだ」と、世界タイトルを狙う。 メディナが2位のWBOの王者は、武居由樹だ。那須川戦が期待されている武居だが、更に強敵が増えたか。