通信業界の仕事内容、将来性、トレンドまで。志望動機の書き方も紹介【例文あり】
通信業界の志望動機の書き方とポイント【例文あり】
通信業界の志望動機の書き方とポイント、例文をご紹介します。自分らしい志望動機を考える際の参考にしてみましょう。 ■志望動機の構成 志望動機の構成は以下を参考にしましょう。 1:結論(志望した理由) 2:背景(根拠となるエピソード) 3:意気込み(入社後の活躍・貢献) 書き出しとなる結論では、通信業界や応募企業を志望した理由を端的に伝えましょう。背景では、根拠となるエピソードを具体的に伝え、説得力を持たせることが大事です。最後に、入社後にどのような活躍・貢献がしたいか、意気込みを伝えるとよいでしょう。 ■通信業界の志望動機の書き方のポイント 社会インフラである通信に携わりたい思いを、自分の就活の軸や原体験にひも付けて伝えることがポイントです。 また、通信業界の企業は、国や官公庁が手がける政策などとかかわる部分も大きいため、しっかりと情報収集することも大事です。 応募企業が政策に関連する事業を進めている場合は、そこに絡めた志望動機を伝えることで業界研究をきちんとしていることをアピールできます。 さらに、「IT業界の中でも、なぜ通信業界を志望するのか」を伝えることも重要です。通信業界ならではの特性を踏まえた上で、「なぜ通信インフラに携わりたいのか。なぜ情報通信を支えたいのか」という思いを伝えましょう。 職種別採用については、応募職種に求められるスキルや特徴を理解し、自分の強みの中からそこに合致しそうなことをアピールすることがポイントです。 ■通信業界の志望動機の例文 コース別採用で、営業職、エンジニア職を志望する志望動機の例文をご紹介します。 【営業職採用】 就活の軸として、「地域格差をなくしたい」という思いがあり、それを実現できると感じて貴社を志望いたしました。 私は地方の出身で、高校時代は交通の便が悪いエリアに住んでいたため、大学受験の際にも予備校まで通うことができず、オンラインで授業を受けていました。その時の経験から、自分がお世話になったICTの力を活用し、地域の壁をなくしていきたいと考えました。全国に拠点があり、地域密着型システムの構築や、国の○○という政策に取り組まれている貴社なら、地域課題に積極的にアプローチできると考えております。 飲食店の接客のアルバイトでは、親子連れや年配層など、幅広い層のお客さまに対応するために、プラスチックの軽量容器の導入や薬を飲まれる方のために氷を入れずに水をお出しする提案を行い、実現することができました。 ニーズを捉える力と提案力を生かし、地域や企業に役立つICT活用を提案し、多くの人々に貢献していきたいと考えています。 【エンジニア職採用】 社会の当たり前を支えていきたいと考え、貴社を志望いたしました。 災害の時、通信障害が起きて携帯電話がつながらず、家族や友人などの安否が心配で不安になった経験があります。その時、当たり前に携帯電話が使えることの大切さを痛感しました。以来、ほかの地域の災害関連のニュースを見るたびに、家族と連絡を取って安心している人々の姿が目に入るようになりました。通信の果たす役割は非常に重要であるとあらためて実感し、自分もその安心を支える側の人間になりたいと考えるようになりました。そのため、大学では情報通信を専攻し、ITや通信の基礎知識を学びました。 災害時の通信システム開発などにも注力している貴社で、これまで学んだ知識を生かしながら技術者として成長していきたいと考えています。自ら手を動かし、人々の安心を支えていける技術者となり、社会に貢献していくことが目標です。 ■面接で志望動機を伝えるポイント 面接で伝える志望動機に対して「応募書類の志望動機と同じ内容でいいのか?」と悩む人もいますが、面接では一貫性のある回答をすることが大事なので、内容を変える必要はありません。 ただし、丸暗記して一言一句同じ内容ではなく、伝えたい要素を押さえて簡潔に話すことが大事です。いくつかのポイントに要素を分けて整理した上で、自分らしい言葉で話せるようにしっかりと練習しましょう。 特に、1次面接では、グループ面接を行う企業も少なくはないので、個別に深掘りして話を聞いてもらえる時間が限られてしまう可能性もあります。最低限、アピールしたい情報を伝え切ることができるように、しっかり整理しましょう。 また、深掘りして質問された場合は、エピソードの背景・状況や自分の思いなどを具体的に伝え、よりイメージしてもらいやすくすることがポイントです。エピソードをしっかりと振り返り、何を伝えればより深く理解してもらえるのかを整理しておきましょう。 ■応募書類の作成や面接準備で悩んだら? 「応募書類に書く志望動機が思いつかない」「面接に向けてどのような準備をすればいいのかわからない」など、悩んだときは、就職エージェントを活用するのも一つの方法です。 リクルート就職エージェントでは、キャリア相談から応募書類の作成や面接準備まで、就活のさまざまな面のサポートを無料で行っています。通信業界を志望する数多くの学生を支援してきた経験があるため、よりアピールにつながるポイントについてアドバイスを受けることができるでしょう。 【両角仁矢(もろずみ・じんや)プロフィール】 2018年リクルートに新卒入社。入社以来一貫してリクナビ就職エージェントで人材紹介に携わる。入社2~3年目は名古屋支社で、自動車メーカーをはじめとする幅広い業界の採用支援に従事。入社4年目より東京に異動、IT・通信系の企業をメインにリクルーティングアドバイザーとして多くの就活生を支援する実績を重ねる。現在は中途採用領域でダイレクトリクルーティングサービスに携わっており、日々新しい業務に奮闘中。