維新の会共同代表に選出された前原誠司氏は波乱に満ちた政治遍歴 野党連携のつなぎ役なれるか
惨敗の責任をとって民進党代表を辞任した前原氏はこの時、京都新聞社のインタビューに「厳しい選挙でも応援してくれた人への責任がある。もう一度はい上がり、政権政党の中核で仕事をしたい」と述べていた。 前原氏は希望の党に合流し、その後、国民民主党に参加した。昨年夏、国民代表選に名乗りを上げた際は、会見で「このままいけば国民民主はなくなる」と強調。玉木氏の政治姿勢に疑問を呈してきた。 その後、国民民主党を除名され、昨冬に結党した新党「教育無償化を実現する会」で代表を務めたが、今年10月の衆院選の公示直前に解党し日本維新の会に合流させた。 前原氏は2019年に自民党の石破茂首相と安全保障に関する超党派の勉強会を発足させるなど与野党に知己は多いが、希望の党との合流や党運営をめぐってあつれきが生じた政治家も多い。維新で前原氏が野党連携のつなぎ役になれるかが注目される。