誕生日に先発し６回無失点だった津田（撮影・山村菜々子）

　「２軍交流試合、石川ミリオンスターズ０－３阪神」（２７日、金沢市民球場） 　阪神２軍は独立リーグ日本海「石川ミリオンスターズ」と交流試合を行い、勝利した。先発の津田はこの日が２３歳の誕生日。女房役の中川が二盗を三回刺す好守にも助けられながら、尻上がりに調子を上げ、６回４安打無失点。公式戦ではないが、“バースデー星”を挙げた。 　中川は「４番」で先発出場し、攻守で躍動。打撃では二回に先頭で左前打を放ち、先制を呼んだ。七回にも右中間への二塁打を放った。百崎も六回に適時打を放つなど３安打１打点と躍動した。 　和田２軍監督の一問一答は以下の通り。 　－金沢で普段触れ合いないファンとの交流。 　「非常にね、いいことだと思うし、金沢のね、皆さんが相当今日を楽しみにしてくれてたっていう話なんで、そこでわれわれもいいプレーが見せられて良かったし。選手たちも実際そういう触れ合う機会があったっていうのは、ファンの皆さんも喜んでもらったと思うし、我々にとってもすごくいい一日だったなと思います」 　－津田はランナーを出しながらも６回無失点。 　「最低でも、これぐらいのピッチングはしてほしいな。すごく良かったわけでもないけど。中川にちょっと助けられて。その後少し乗っていったような感じはあるんで。やっぱり立ち上がりっていうところと、ランナーを出してから。そこの球威がちょっと落ちるっていうのは、ずっと課題にしてきてるんで。そこを乗り切れたから、尻上がりにはね、良くなっていったけど、よくなる前に、捕まってしまうんでねいつもね。今日はしのげたけど、もう一回言うけど、最低これぐらいのピッチングを見せてほしい」 　－中川は公式戦でよく走っている石川を相手に盗塁３つ刺した。 　「普段はほとんど刺せないんだけど、今日は覚醒したよね。やっぱり今日４番に入って、いろんなことを自覚しての、それが守備にもつながっていって。打てるキャッチャーを目指してるわけで。ただ、やっぱりポジションから打つのはね、もちろん特徴として伸ばしてほしいけど、やっぱり守備が大事なんで。今日ぐらいの送球が普段もういつもできるようになってくると、ベンチの信頼も勝ち取れると思うんでね。今日をきっかけにね、いいきっかけだと思うんでね。そこで何かをつかんでくれたらいいなと。明日以降ね、また楽しみに見ておきます」 　－４番にしたのは普段と違うことを。 　「まあまあ、違うことっていうか、それだけの結果を残してるし。現状ここにいる選手だったら、４番に入っても全くおかしくないんでね、それぐらいの打力はついてるんでね。公式戦に戻ってそうするかどうかは別としてね」 　－バットでもしっかり結果を出した。 　「打つことに関してはね、非常にいいものを持ってるし。やっぱり長打力っていうところ。それと中川の一番いいところは勝負強さ。ランナーを置いてのバッティング、そういうところがね、公式戦でもいいところを見せてくれてる。それは彼の持ち味として続けてってほしいし、それプラスさっきも言ったけど、やっぱりポジションから守備にもっともっと力を入れて。やって成長してくれば、いずれチャンスは来ると思うんでね。その時のためにしっかり磨いてほしいよね、守備をね」 　－明日の先発は。 　「明日は鈴木」